パソナグループのキャプランは、人的資本経営を目指す企業を対象に、「人的資本経営支援ソリューション」を10月31日より提供開始した。
現在、有価証券報告書で人的資本経営について言及している上場企業が依然として少数にとどまり、人的資本経営の実現に向けた専門的なノウハウやリソースが、多くの企業で不足しているという同社。
そこで今回、企業の人材育成プログラムの構築や人事コンサルティング、タレントマネジメントシステムの導入・運用支援などを通じて培ったノウハウを活用し、人的資本経営を支援するソリューションの提供に至った。
同サービスでは、組織における現状を把握した後、開示戦略の策定など開示に向けた一連のコンサルティングを実施。その後の人材管理システムの設計・導入・運用の支援、データ分析に基づいた人材育成計画の立案・実行など、人的資本経営の実現に向けたソリューションをワンストップで提供する。また、ISO30414の取得を目指す企業には、取得に向けたコンサルティングや、提携先である認証機関の紹介までサポートするという。
サービスの概要は以下のとおり。
人事戦略に基づく開示戦略の策定
- 現状把握
- ゴール設定
- 開示対象に合わせた方針策定(ISO30414、有価証券報告書など)
可視化プラットフォームの導入
- タレントマネジメントシステムの設計・導入・運用支援
- サーベイの実施
課題の設定と対策
- 女性リーダー・多様性・組織風土など、人的資本における課題を抽出
- 課題に基づいた人材開発・育成計画の策定、各種研修の実施 など
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