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HRzineニュース

ジョブチェンジに関心がある若手は約8割、パラレルワークは転職経験の有無で差が出る結果に―エン・ジャパン

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 エン・ジャパンが運営する若手ハイキャリア向けスカウト転職「AMBI」は、「キャリア志向」についてアンケートを実施した。

 調査の概要は次のとおり。

  • 調査方法:インターネットによるアンケート
  • 調査対象:「AMBI」利用する34歳以下のユーザー
  • 有効回答数:541名
  • 調査期間:2023年2月24日~3月6日

ジョブチェンジに関心がある若手は約8割

 「ジョブチェンジ(異職種への転向)に関心はありますか?」と質問したところ、79%が「関心がある」、21%が「関心はない」と回答した。

【図1】ジョブチェンジ(異職種への転向)に関心はありますか?
【図1】ジョブチェンジ(異職種への転向)に関心はありますか?

 具体的な理由は次のとおり。

Q.ジョブチェンジ(異職種への転向)に関心は「ある」と回答した方に伺います。具体的にどのような職種・仕事に挑戦したいですか?
  • 仕事量に応じてインセンティブが発生する職業(26歳/女性/接客・サービス)
  • 都市計画を行なう公務員系の仕事、ただし現在身に付けている統計的なものの見方を活かせる仕事をしたい(28歳/男性/技術系、IT・Web・通信系)
  • 接客の経験を活かした営業や企画(28歳/女性/接客・サービス)
  • コンサルタント関係(28歳/男性/公務員)
  • 企業経営に携わる仕事に携わりたい(28歳/男性/経営・経営企画・事業企画系)
  • 英文事務やグローバルに活躍できる職種に興味がある(29歳/女性/物流・購買・貿易系)
  • 経営企画開発、もしくは家事や子育ての経験が活かせる職種(31歳/女性/営業系)
  • 企画職や人事などの内勤(34歳/女性/接客・サービス)
  • 自分の働いた結果、何かに影響を与えたことが分かりやすい仕事(34歳/男性/技術系)
Q.ジョブチェンジ(異職種への転向)に関心は「ない」と回答した方に伺います。その理由を教えてください。
  • 個人事業主になりたいため(25歳/女性/企画・マーケティング系)
  • 今後も世の中にとって不可欠な仕事のため(25歳/女性/ IT・Web・通信系)
  • 自分で起業したりすることに興味があるため(26歳/男性/企画・マーケティング系)
  • 他の職種の業務内容がイメージしづらい。スキルが足りず給与が下がるのではないかという不安もある(27歳/男性/営業系)
  • 子育てをしているとなかなか新しい職種への挑戦が難しいと感じるため(33歳/女性/事務職)
  • 自分のジョブの方向性を決定したため(28歳/男性/クリエイティブ系)
  • 今の職種を極めたいと思っているため(29歳/男性/管理部門系)
  • まったく新しい職種にチャレンジするのは年齢的にもハードルが高いと感じているため(34歳/男性/コンサルタント系)
  • 現在の職種にやりがいを感じているため(34歳/男性/IT・Web・通信系)

半数がグローバルな働き方に関心あり

 「海外駐在など、グローバルな働き方に関心はありますか?」と聞いたところ、50%が「関心がある」と回答した。「関心はない」は46%、「既に実現している」は4%であった。

【図2】海外駐在など、グローバルな働き方に関心はありますか?
【図2】海外駐在など、グローバルな働き方に関心はありますか?

 それぞれの回答の具体的な理由は次のとおり。

Q.グローバルな働き方に関しての回答の理由・詳細を教えてください。
「関心がある」と回答した人
  • 今の日本で給料が上がる未来が見えないため。これからさらにグローバル化していくにあたり、海外での就業経験や海外のお客様を相手にしたビジネス経験は自分のキャリアにとっても大きな価値になると思う(29歳/男性)
  • 転職先を検討した際に、いくつか外資系企業も候補に該当し、待遇や福利厚生などを確認したときに非常に強い魅力を感じたため(29歳/女性)
  • 収入は横ばいにもかかわらず社会保障費は上がり続けており、稼いでも楽できないから(34歳/男性)
「関心はない」と回答した人
  • 家族や子育てを考えると居住地と言語をコロコロ変えたくない。一方で駐在の給料は魅力(27歳/男性)
  • 国内での社会貢献を望んでいるため(32歳/女性)
  • まだまだ、日本のフィールドでも学ぶことがたくさんあると感じているため(32歳/男性)
「既に実現している」と回答した人
  • 拠点との交流を通じて活動を行なっているが、海外駐在・出張の機会は少ない(23歳/男性)
  • 外資系企業で働いている(29歳/女性)
  • 大きなマーケットに携わりたいことと、リスクヘッジのため(34歳/女性)

副業などのパラレルワークに興味がある人は約6割

 「副業・複業・兼業など、パラレルワークに関心はありますか?」との質問には、58%が「関心がある」、30%が「関心はない」という結果になった。「既に実施している」と回答した人は12%であった。転職経験別で見ると、「転職経験あり」が17%、「転職経験なし」が8%と、転職経験がある人のほうがパラレルワークをすでに実施している割合が高いことが分かる。

【図3】副業・複業・兼業など、パラレルワークに関心はありますか?
【図3】副業・複業・兼業など、パラレルワークに関心はありますか?
【図4】副業・複業・兼業など、パラレルワークに関心はありますか?(転職経験別)
【図4】副業・複業・兼業など、パラレルワークに関心はありますか?(転職経験別)

 すでに実施している人の具体的な内容や、関心がある人、ない人の具体的なコメントは次のとおり。

Q.パラレルワークに「関心がある」と回答した方に伺います。具体的にしてみたい仕事、働き方の理想があれば教えてください。
  • 自身の趣味でもあるYouTubeへの投稿が収益化すれば良いと考えている(25歳/男性)
  • 経済が不安定で給与も上がらないため、別の稼ぎも見つけた方が良いと考えている(25歳/女性)
  • 本業にあまり関係なく、かつ少し違ったスキルを伸ばせるものをしてみたい(25歳/男性)
  • 自分の培ったスキルでコンサルなどをしたい(26歳/男性)
  • 副業で少しでも自分自身で稼ぐことを経験することで、マーケットでの自分の存在価値を認識することができると思う(31歳/女性)
  • 本業とは異なる業種の副業をして、気分転換や異なる目線での気づきを得たい(34歳/女性)
Q.パラレルワークに「関心がない」と回答した方に伺います。その理由を教えてください。
  • 本業に力を入れていきたいため(25歳/女性)
  • 税金の管理など面倒なことが増えるため(28歳/女性)
  • 家庭との両立ができないため(29歳/女性)
  • 副業はある程度のキャリアが積んでから考えたい(31歳/男性)
  • 現職では副業禁止のため(33歳/女性)
  • ひとつの仕事で良い。残りの時間は家族にと過ごしたい(33歳/男性)
  • 両方こなすのは難しいと感じている。余った時間は投資などで稼ぎたい(34歳/男性)
Q.パラレルワークを「既に実施している」と回答した方に伺います。具体的にどのような仕事をしているか教えてください。
  • 動画編集(28歳/男性)
  • 業務委託にて副業をしている(28歳女性)
  • Webマーケティング関係(29歳/男性)
  • スタートアップでプロボノとして参画している(31歳/男性)
  • デザイン、ライター、写真業(31歳/男性)
  • オンラインで学生指導(31歳/女性)
  • SNS運用(34歳/女性)

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労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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