MS-Japanが運営する、管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career(エムエスキャリア)」は、「管理部門の給与アップと人事評価の実態調査」を発表した。
調査の概要は次のとおり。
- 調査方法:Webアンケート
- 調査対象:管理部門職種の全国の男女
- 調査テーマ:「管理部門の給与アップと人事評価の実態調査」
- 有効回答数:420名
- 調査実施日:2023年4月24日~4月30日
2023年度に給与が上がった管理部門は43%
「新年度に変わるタイミングで、あなたの給与[1]は上がりましたか?」と質問したところ、上がったと回答した人は43%であった。金額は「10001円以上」が最も多かった。
注
[1]: 基本給に加え一律の手当を含む。
また、同じ質問の回答を職種ごとに分けたところ、給与が上がったと回答した割合が最も多かったのは「人事」であった。
人事評価に不満の理由は「評価基準・目標設定に納得できない」が最多
人事評価に対する満足度を聞いたところ、満足していると回答した人は37%であった。
続いて、不満の理由を聞いたところ、「評価基準・目標設定に納得できない」が78%と最多であった。「評価者によるばらつき」(62%)、「説明が不十分」(46%)と続いた。
その他の回答では、「昇格基準を満たしているが、前が詰まっているという理由で足踏みになっている」「間接部門の評価がないがしろにされている」といった、管理部門という職種を評価する難しさが表れる回答が目立った。
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