学情は、20代の仕事観や働く意識をひも解くために、「転職で実現したいこと」についてアンケート調査を実施した。
転職において「キャリアチェンジ」を希望する20代が多い傾向に
転職において、「キャリアアップ」よりも、経験業種・職種とは異なる仕事に挑戦する「キャリアチェンジ」を希望する20代が多いことが分かった。社会人経験3年以上の「ヤングキャリア」は、54.3%が「キャリアチェンジ」を希望。約半数は、経験業種・職種と異なる仕事への挑戦を希望していることが分かる。なお、「キャリアアップ」を希望する割合は、32.1%であった。
また、社会人経験3年未満の「第二新卒」は、60.6%が「キャリアチェンジ」を希望する結果となった。第二新卒では、経験業種・職種と異なる仕事への挑戦を希望する人が6割を超えることが分かる。「キャリアアップ」を希望する割合は、25.9%であった。
実現したいことは「ヤングキャリア」と「第二新卒」で差
「キャリアチェンジ」を通じて実現したいことを聞いたところ、ヤングキャリアと第二新卒では異なる結果となった。ヤングキャリアは、「給与・年収を上げたい」が61.7%で最多。次いで、「興味を持っていた仕事に挑戦したい」58.3%が続いた。一方、第二新卒は「興味を持っていた仕事に挑戦したい」「残業時間や休日のとりやすさなど、労働条件を改善したい」が、それぞれ57.1%で最多となった。
また、キャリアアップを通じて実現したいことを質問したところ、ヤングキャリアは「給与・年収をアップさせたい」が64.7%で最多。次いで、「より高いポジションにつきたい」36.8%、「興味のある業界・商品に携わりたい」29.4%が続いた。第二新卒は、「より高いポジションに就きたい」が54.5%で最多。次いで、「給与・年収をアップさせたい」45.5%、「大手・人気企業に転職したい」28.8%が続く結果となった。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2023年7月3日~7月16日
- 調査機関:株式会社学情
- 調査対象:20代社会人(20代専門転職サイト「Re就活」サイト来訪者)
- 有効回答数:466名
- 調査方法:インターネットでのアンケート調査
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