インタツアーは、2024年卒業の学生を対象に「採用動画の就活フェーズ別活用状況調査」を行った。
エントリー前の就活生は「具体的な仕事内容」が分かる動画を重視
まず、説明会~1次選考の間で1番興味・関心が上がった動画を聞いたところ、最も回答が多かったのは「具体的な仕事内容」(42.9%)であった。「社風や社内の雰囲気」(13.9%)、「企業理念」(12.7%)が続いた。
続いてエントリー前に採用動画を見た理由を聞いたところ、「具体的な仕事内容」では入社後の仕事内容をイメージしたいという回答が多く、その他の回答では、自分とマッチしているかどうか、会社を選ぶ軸の参考としたい、といった回答が目立った。
選考期間では「キャリアモデル」の動画がランクイン
1次選考~最終選考の期間に見て、1番会社に対する理解が深まった動画の内容を質問した。こちらも、「具体的な仕事内容」(26.4%)が最多、「社風や社内の雰囲気」(22.7%)が続くが、3番目は「入社後のキャリアモデル」(13.7%)となった。
選考期間に採用動画を見た理由は次図のとおり。
最終選考フェーズでは「キャリアモデル」「求める人物像」が増加
最終選考~内定の間に見て、1番会社に対する理解が深まった動画の内容について聞いたところ、「入社後のキャリアモデル」(22.7%)が最多であった。次いで「求める人物像・能力」(16.5%)が続く。
最終選考期間中に採用動画を見た理由は次図のとおり。
内定承諾のフェーズで参考にしている動画は「社風」「入社後の待遇」
内定~内定承諾の間に見て、1番内定承諾を決めるときに参考になった動画の内容について質問した。最も回答が多かったのは「社風や社内の雰囲気」(25.3%)であった。次いで「入社後の待遇(給与や福利厚生など)」(20.2%)が続いた。
内定承諾のフェーズで動画を視聴した理由は次図のとおり。
採用動画への導線は「検索経由」と「企業の採用サイト経由」
最後に、採用動画にたどり着く経路を質問した。「検索サイトで検索して」(53.2%)、「企業の採用サイトを見て」(48.1%)が上位となった。企業名での検索や企業の採用サイトを使った情報収集の際に動画にたどり着くことが分かる。
また、採用動画を見やすいメディアは「YouTube」(69.5%)が最多で、「各企業の採用サイト」(48.1%)が続いた。一方で、「Instagram」「X(twitter)」などのSNSは回答率が比較的少ない結果となった。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査機関:株式会社インタツアー
- 調査対象者:24卒大学生
- 回答数:466名
- 調査方法:「インタツアー」マイページまたはSNS経由によるWebアンケート
- 調査期間:2023年9月1~10日
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