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イベントレポート《ダイバーシティ エクイティ&インクルージョン》 | マネジメント研修

管理職2000人が必修で受けたヤフーのマネジメント研修とは DE&I推進は全社施策との連携で加速する

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 Yahoo! JAPANをはじめとする、約100ものインターネットサービスを提供しているヤフー。約8000名の社員がいる同社は、10年以上にわたってDE&I推進に取り組んできたという。2021年には人事企画部内にDE&I推進事務局が据えられ、自社の特性に合わせたマネジメント研修を構築・実施するなど、同社の取り組みはますます加速している。本記事では、そのヤフーが登壇したWebセミナー「ヤフーのダイバーシティ&インクルージョン『多様性は、可能性だ。』~手探りで積み上げてきた10年と、全管理職2000人との研修を実現するまで~」(主催:パーソル総合研究所)の模様をお届けする。

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登壇者

山田 玲恵氏

山田 玲恵(やまだ あきえ)氏

ヤフー株式会社 ピープルデベロップメント統括本部 人事企画部 DE&I推進事務局

情報誌編集部、広報企画会社勤務などを経て、2005年ヤフー入社。企業広報に従事する傍ら、社内広報の立ち上げ、自社主催スポーツイベントの立ち上げなどに参画。2016年に人事部門へ異動。ER担当として人事施策のコミュニケーションデザインを担うと共に、2019年よりDE&I推進を担当している。

秋橋 仁美氏

秋橋 仁美(あきはし ひとみ)氏

ヤフー株式会社 ピープルデベロップメント統括本部 人事企画部 DE&I推進事務局

情報誌制作会社で広告制作業務やマネジメントに携わった後、2015年ヤフー入社。インターネット広告主のサポート職を経て、人事部門に異動。採用や労務などの人事業務を担当し、現在は組織・人財開発チームでDE&Iやwell-beingの推進を担当。ジェンダーエクイティ推進の文脈で社内メンター制度をはじめ各種施策の企画や運営を行っている。

人事企画部と連動することでDE&Iの取り組みが加速

 風通しが良く、同調圧力が薄めで自由闊達な雰囲気の社風が特徴だというヤフー[1]では、10年以上前からDE&I推進の取り組みが行われてきたという。

[1]: 取材時点。同社は2023年10月1日にLINEヤフー株式会社に商号変更。

 きっかけは、2012年に社員有志による社内コミュニティ活動が促進されたことだ。社内にさまざまなジャンルのボランティアグループやコミュニティが発足する中で、子育て中のパパのコミュニティや女性活躍に課題感があるグループ、女性の健康支援に取り組むグループ、LGBTQと性的マイノリティの当事者グループなども生まれ、社内でイベントの開催などを行っていた。

 その活動は年を追って盛んになる。2016年にはダイバーシティ推進に関連するグループを同社の推進プロジェクトとして集約し、各領域のプロジェクトに役員が活動スポンサーとして就任する体制となった。

 2021年度にはさらに推進体制をアップデート。エンゲージメントサーベイや全社向けの研修などを担っている人事企画部にDE&I推進事務局を置いた。これにより、DE&I推進に関わる施策を全社へ展開しやすくなったと山田氏は述べる。

 「人事企画部の中に事務局があることで、育成系のカリキュラムと連携したり、人事評価やサーベイ結果といったデータにアクセスできるようになったりました。それにより人事企画部の資産をフルに活用しながら、全社に対してさまざまな施策を推進できるようになったことは非常に意味が大きかったと感じています」(山田氏)

当事者中心のプロジェクトを経営層・事務局がサポート

 ヤフーのDE&Iの推進体制は、次図のような構造となっている。各領域の有志プロジェクトにそれぞれスポンサー役員がつき、人事担当常務執行役員の管掌の下でDE&I推進事務局が各プロジェクトの活動をサポートしている。

 また、それぞれの役割を明確化したのが次図である。

 有志プロジェクトは、イベントの開催や社内への発信を行いながら、当事者の観点で会社の課題や推進アイデアを事務局にフィードバックする。事務局は、DE&I推進のために必要な施策を企画し、経営層に提案、決定を経て施策を執行する立場だ。スポンサー役員は、プロジェクトの活動をサポートしながら、当該領域に精通することで、その視点を経営の場に保持する役割を担っている。

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この記事の著者

井上奈美香(HRzine編集部)(イノウエ ナミカ)

1994年宮崎県生まれ。京都女子大学文学部国文学科を2017年に卒業し、株式会社翔泳社に新卒として入社。メディア事業部の広告課に配属される。2020年8月に人事向けWebメディア「HRzine」の立ち上げに参画し、HRzineの営業責任者に従事。2023年4月よりHRzine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://hrzine.jp/article/detail/5225 2023/10/27 08:00

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