学情は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを実施した。
11月末時点の内々定率は11.8%
2025年卒学生の11月末の内々定率を聞いたところ、11.8%であった。前年同時期の8.7%を3.1ポイント上回り、同時期での調査では初めて2桁を超えたという。同社は、インターンシップに関するルールが変更になった影響もあり、オープンカンパニーに参加した学生が企業の早期選考にも参加し、内々定に至ったケースが増えたとみているようだ。
また、文理別では、文系が11.9%、理系が11.6%とほぼ同じであった。
インターンシップの参加社数は「10社以上」が40.9%で最多
現時点で就職活動(インターンシップやオープンカンパニー参加を含む)をしている学生は88.7%と、昨年の88.9%からほぼ横ばいであった。インターンシップやオープンカンパニーへの参加社数は「10社以上」が40.9%で最多。前年同時期の33.8%より7.1ポイント増えており、多くの学生が早期から就職活動に取り組んでいることが分かる。
また、2023年8月までにインターンシップやオープンカンパニーに参加した学生が9割を超えた。インターンシップやオープンカンパニーに最初に参加した時期は、2023年8月、7月、6月の順で多く計63.0%となり、それ以前と合わせると9割を超えている。夏のインターンシップ時に就活をスタートするのが一般的になっていることがうかがえる。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2023年11月24日~30日
- 調査機関:株式会社学情
- 調査対象:2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
- 有効回答数:386件
- 調査方法:インターネットでのアンケート調査
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