Thinkingsは、2024年3月卒業見込みの就活生200名を対象に、就職活動の「選考に関する意識調査」を実施した。
企業との連絡頻度の希望は「月1回程度」が最多
内定を承諾した企業(採用担当者)との「コミュニケーション頻度」の希望を聞いたところ、全体の53.5%が「月1回程度連絡を取りたい」と回答した。文系・理系を分けてみても、文系54.2%、理系52.5%と大きな差は見られなかった。
一方、「連絡は必要最低限にとどめたい」と回答した学生は全体で27.5%であった。文系28.3%・理系26.3%の学生が、内定承諾した企業からの連絡は必要最低限にとどめたいと考えていることが分かる。
企業からの連絡の内容で最もうれしいのは「交流会の案内」
「内定を承諾した企業からの連絡内容」で最もうれしいものを聞いたところ、「内定者同士の交流を促すイベントやSNSグループへの案内」(36.0%)が最多であった。次いで「入社後に役立つ情報」(21.5%)、「会社の状況や業界トピックス」(15.0%)と続く。
また、「入社意欲が高まった内定承諾後のエピソード(企業や採用担当者の取り組み)」について自由回答で聞いたところ、「他内定者との交流会」や「入社までにやっておくべきこと」といった回答があった。アンケートを実施し、内定者の意見をもとに内定式や交流会の最適な内容を決めるといった工夫を行う企業もあるようだ。
寄せられたコメントの抜粋は次図のとおり。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査対象:2024年3月卒業見込みの就活生
- 調査人数:200名(文系120名、理系80名)
- 調査期間:2023年10月
- 調査方法:オンラインアンケート
- 調査主体:Thinkings株式会社
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