ALL DIFFERENTは、2~4年目の社会人に対して「2023年8月に直面している壁」に関する意識調査を行った。
全年次共通で「知識・スキルへの不安」が最多
まず、社会人2~4年目の各年次に対して、現在どのようなことに困難や不安を感じているのかを質問した。
社会人2年目の結果を見ると、「自分の知識・スキルに不安を感じることがある」(43.3%)が最多となった。次に、「仕事が飽きた、つまらないと感じることがある」(42.3%)、「精神的に追い詰められたことがある」(41.7%)が続く。
社会人3年目の結果を見ると、「自分の知識・スキルに不安を感じることがある」(42.3%)が最多であった。次に、「仕事の量が多いと感じることがある」(42.0%)、「仕事が飽きた、つまらないと感じることがある」(38.0%)と続く。
社会人4年目の結果では、「自分の知識・スキルに不安を感じることがある」と「精神的に追い詰められたことがある」が48.0%と同率で最多となった。次いで、「仕事の量が多いと感じることがある」(46.3%)が続いた。
社会人2年目が知識・スキルの不安を乗り越えた要因は「ポジティブに捉える」など
次に、「知識・スキルへの不安」の壁の乗り越え方などを各年次に質問した。
社会人2年目が、「知識・スキルへの不安」の壁を乗り越えることができたのかを質問したところ、「状況を改善することができ、挑戦・努力する中で良い点や改善点を見つけることができた」と回答した割合が16.9%と最も高かった。次に、「状況を改善することができ、他の状況にも活かすことができるような気づきや学びを得ることができた」が16.2%、「状況を改善することができなかったが、挑戦・努力する中で他の事にも活かすことができるような気づきや学びを得ることができた」が15.4%と続いた。
壁を乗り越えることができた要因については、「ポジティブに捉える姿勢」が29.2%と最多であった。次に、「目的や仕事の意味の再考」が26.2%、「目標の見直し」が18.5%と続く。社会人2年目では、仕事への姿勢や目的の再考など、意識に関する項目が高いことが分かった。
社会人3年目は「知識の習得」「スキルの習得」「経験を積む」が上位に
社会人3年目に、「知識・スキルへの不安」の壁を乗り越えることができたのかを質問したところ、「状況を改善することができ、挑戦・努力する中で良い点や改善点を見つけることができた」「状況を改善することができなかったが、挑戦・努力する大切さを理解できた」が16.5%と同率で最多となった。次に、「状況を改善することができ、他の状況にも活かすことができるような気づきや学びを得ることができた」が13.4%と続く。
壁を乗り越えることができた要因は、「知識の習得」が37.7%で1位となった。次に「スキルの習得」が31.1%、「経験を積んだこと」が26.2%となった。
社会人4年目は「知識の習得」が4割で最多
最後に、社会人4年目が「知識・スキルへの不安」の壁を乗り越えることができたかに関しては、「状況を改善することができず、特に得たものはなかった」が20.1%と最多となった。次に、「状況を改善することができ、他の状況にも活かすことができるような気づきや学びを得ることができた」が16.7%、「状況を改善することができなかったが、挑戦・努力する中で他の事にも活かすことができるような気づきや学びを得ることができた」が14.6%となった。
壁を乗り越えることができた要因を質問したところ、「知識の習得」が40.0%と最も高く、次に「スキルの習得」が33.3%、「ポジティブに捉える姿勢」が30.0%と続いた。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査対象者:22~34歳の社会人2~4年目の就労者
- 調査時期:2023年8月2日~7日
- 調査方法:調査会社によるインターネット調査
- サンプル数:900人(社会人2年目:300人、3年目:300人、4年目:300人)
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