ワンキャリアは、2026年卒業予定の学生を対象に就活動向に関する調査を実施した。
25年卒と比べて「ワークライフバランス」「福利厚生」を重視する傾向
「企業選びで重視すること」に関する質問では、昨年と同様に「給料が高い」(45.3%)が最多であった。また、「ワークライフバランスが確保できる」(36.9%)、「企業の福利厚生が手厚い」(28.1%)が昨年よりも上位にランクインし、2025年卒の学生と比べて、待遇への関心がやや高まっていることが分かる。
説明会はオンライン、インターンシップや選考は対面形式を希望
選考過程別に、「対面もしくはオンラインどちらを希望するか」を聞いたところ、合同企業説明会と会社説明会ではオンライン形式希望が優勢であるのに対し、インターンシップ、OBOG訪問、本選考、最終面接では対面形式を希望する学生が多い結果となった。コロナ禍を機にオンラインでの情報収集が常態化したことから、情報収集はオンラインで行いたい一方で、インターンや選考では会社の雰囲気を対面で知りたいというニーズがあると同社は述べている。
「今後の転職を想定している」学生は約6割
「将来的な転職を視野に入れて就職先を選ぶか」という質問では、「はい」と回答した学生は31.0%であった。理由を聞いたところ、「自分のスキルをより伸ばせる場所があるのであれば、そちらを選択すべきであると考える」「自分の成長の深さと幅を出すために、複数のキャリアの選択肢は常に模索していたい」といった声が寄せられた。
一方で、「何年以内の転職・退職を視野に入れているか」という質問では、全体の64.1%が転職を視野に入れていることが分かった。終身雇用が当たり前の時代ではなくなり、転職を重ねながらキャリアをつくる事例も増えていることから、「一生のうちに数回は転職する」ことを想定しているようだ。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査名:【26卒】就職活動についてのアンケート
- 調査期間:2023年12月~2024年1月
- 調査主体:株式会社ワンキャリア
- 調査対象:2026年卒業予定の大学生
- 調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
- 有効回答数:203件
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