ワンキャリアは、夏季インターンシップへの参加を終えた2025年卒の学生を対象に、「就職活動に関するアンケート」を実施した。
最も満足度が高い形式は「対面×複数日開催」
インターンシップの実施形式に関して満足度を質問したところ、「対面開催×2~3days」のインターンシップは「とても満足」が64.1%で最多となった。最も満足度が低かったのは「オンライン開催×1day」のインターンシップで、「とても満足」と回答した学生は32.7%となった。学生から高い満足度を得るためには、対面形式かつ複数日開催のインターンシップが効果的であることが分かる。
「社員と関わる機会が多い」インターンシップを高く評価
「参加した中で最も良かった対面インターンシップの内容・特徴を教えてください」と聞いたところ、「社員と関わる機会が多い」(27.3%)が最多となった。次いで、「実際の事業課題に関するワークを行う」(15.9%)が続く。
「社員と関わる機会が多い」と回答した学生のコメントは次のとおり。
- 実際に社員と会話することによって雰囲気を感じ取れる
- 社員とのつながりを持て、業界や業務について説明会では聞けないくらいのざっくばらんなお話ができた
- 社員の方の入社理由や志望理由、内部からみた企業の強みを知れる
「業界・企業に関する講義」のコンテンツは不人気
「参加する必要がないと感じたインターンシップの内容・特徴」について聞いたところ、開催形式に関わらず「業界や企業などに関する講義」が最も多い結果となった。同社は、業界や企業に関する一般的な知識や情報はインターンシップ参加前にリサーチが可能なため、インターシップの場では「ここでしか学べないこと」を求めているのではないかと考察している。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査名:【25卒】就職活動についてのアンケート
- 調査期間:2023年10月
- 調査機関(調査主体):株式会社ワンキャリア
- 調査対象:2025年卒の大学生
- 調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
- 有効回答数:289
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