伊藤忠テクノソリューションズ（以下、CTC）は、データマネジメントの基礎知識やデータ活用を習得する教育サービス「デタカツ」の提供を開始した。
デタカツとは、カードゲームとグループワーク形式で、ITシステムや業務の課題に対してデータ活用方法を実践的に学べるサービス。項目は、「データ収集」「データ品質」「データ統合」「データ分析」「データ管理」「組織・人材育成」から構成されている。
まず、講義形式でデータマネジメントの基礎知識や重要性を学んでから、カードゲームに臨む。
ゲーム内容は、データマネジメントにおける課題と対策が記載されたカードを選択しながら、「経営層」「情報システム部門」「事業部門」のロールプレイを行い、バランスよくデータマネジメントの水準を向上させていくというもの。ゲームの過程で、少人数のチームで話し合いながら課題の把握、対策、収益の検証、効果などを疑似体験していくことで、自部署や組織横断でのデータ活用のノウハウを学べるという。
CTCは、データマネジメントシステムの提案活動の中で、より効果的なシステムの導入や定着化を目的として、デタカツを企画。実際の課題に即した題材にするため、金融データ活用推進協会（FDUA）の協力を受けて、カードの記載内容を検討したと述べている。
価格は、1名5万円（税抜き）からで、DXやビジネス変革に取り組む企業を中心に展開する。
カードの内容は次図のとおり。
課題・対策カード 例
［画像クリックで拡大］
データ活用カード 例
［画像クリックで拡大］
【関連記事】
・なぜ「人事領域におけるAI・データ活用」は難しいのか デロイト トーマツが解説—HRzine Day
・IT・DX研修実施企業は26％、自社に必要なスキルが定まっていないなど課題―ヒューマンアカデミー調べ
・DX・IT高度人材の育成プログラムを開始 900人のDX・IT基幹人材から10人を選抜—サッポロHD
