学情は、企業・団体の人事担当者を対象に、「20代を対象にしたキャリア採用の難易度」に関して調査した。
約8割が20代を対象にしたキャリア採用は「難しい」と回答
20代を対象にしたキャリア採用の難易度について、「難しい」と回答した人が40.4％と最多となった。「やや難しい」の39.3％と合わせると、約8割が「採用難易度が高い」と感じていることが分かる。「求人が増え、採用における競合が増えている」「賃上げをする企業が増えているので、提示年収を上げないと採用が難しい」「応募者の関心に合わせてポジションを提示するなど、求職者が希望するキャリアの実現を一緒に考えていく必要がある」といった声が寄せられた。
昨年と比較して「難易度が上がった」と半数が感じている
採用難易度を昨年と比較して、「難しくなった」が27.3％、「やや難しくなった」が18.4％と、約半数が「昨年より採用難易度が上がった」と感じていることが分かった。「大手企業も含めて、20代を対象にしたキャリア採用を実施する企業が増えている」「新卒採用から、新卒も20代も対象にした通年採用にシフトしている印象」「提示する年収を上げなければ、採用しにくくなっている」などの声が寄せられた。
約半数が「採用手法の変更・追加」を対応、検討している
難易度が上がっていることを受け、対応していること、または対応を検討していることについて聞いたところ、「採用手法の変更・追加」が49.3％で最多となった。次いで、「採用体制や選考フローの見直し」が35.6％、「採用基準の見直し」が33.6％、「社員の働き方・労働条件の見直し」が32.2％、「社員の処遇見直し・モチベーション向上」が30.1％と続いた。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間：4月15日～5月2日
- 調査対象：企業・団体の人事担当者
- 有効回答数：359
- 調査方法：Web上でのアンケート調査
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