明治は、20代〜60代のビジネスパーソンを対象に、体調管理に関する実態調査を行った。
「体調不良を隠して勤務した経験」は7割以上
自身の体調管理について、「体調を崩していても、隠して勤務したことがある」人の割合を調べたところ、「非常にあてはまる」(23.6%)、「ややあてはまる」(47.4%)と、計71.0%が体調不良を隠して勤務した経験があることが分かった。
年代・性別ごとに見ると、特に30代は体調不良を隠して勤務したことがある割合が77.3%となり、その中でも女性は81.2%が経験していると回答した。
この結果から、「仮面元気ワーカー」は年齢や性別に限らず、多く存在することが明らかになった。ビジネスパーソンの多くが、忙しさから体調管理にまで手が回らず、体調を崩しても周囲を気にして仕事をするようだと同社は述べている。
20代の半数以上が、「リモートワーク」で体調不良に
現在のワークスタイルについて聞いたところ、ビジネスパーソンの4分の1が「リモートワークにて勤務」と回答した。
また、現在リモートワークをしている人に、リモートワーク化による体調の変化を聞くと、「仕事のやる気が出ないと感じることが増えた」が38.9%と最も多く、次いで「仕事とプライベートのメリハリをつけるのが難しくなり、自分の体調と向き合う機会が減った」が38.1%、「体調を崩していても仕事をしてしまうことが増えた」が36.9%と続いた。リモートワーク化により、4割程度が体調の変化を感じていることが分かった。特に、20代は他の世代よりも不調を感じる割合が高く、5割を超える結果となった。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:4月26日〜28日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国の20代〜60代の有職男女2000人
- 調査委託先:マクロミル
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