学情は、26卒の大学生・大学院生を対象にインターネットアンケートを実施し、「リモート勤務」について調査した。
26卒の7割が、「フルリモート」や「居住地自由」の企業は志望度が上がる
フルリモートや居住地自由の制度を設ける企業について、「志望度が上がる」と回答した学生は31.3%であった。「どちらかと言えば志望度が上がる」の35.3%を合わせると、約7割の学生は志望度が上がるという結果になった。「フルリモートの選択肢があると、将来結婚や出産・育児などの変化にも対応できる」「将来、海外に住みたいと考えているため、フルリモート勤務ができるとうれしい」といった声が寄せられた。一方で、「仕事と生活は線引きしたいため、フルリモート勤務は魅力に感じない」「自宅での作業は集中できないと思う」という声もあった。
7割が、「リモート勤務制度」がある企業は志望度が上がる
リモート勤務制度がある企業について、「志望度が上がる」が26.9%、「どちらかと言えば志望度が上がる」が43.4%と、7割がリモート勤務制度がある企業は志望度が上がるという結果に。「通勤時間の削減につながり、時間を有効活用できる」「ライフステージが変化したときに、リモートで働ける選択肢があるとうれしい」といった声が寄せられた。
就活で、半数が「リモート勤務の有無」を重視する
就職活動において、「リモート勤務」の有無を重視すると回答した学生は50.4%であった。「今は重視していないが、将来的には必要性を感じるようになると思う」「出産や育児で出勤が難しい場合に、リモート勤務制度があると助かる」「リモート勤務制度が整っている方が、他の面でも柔軟な対応ができる企業というイメージがある」といった声が寄せられました。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2024年6月5日~17日
- 調査機関:学情
- 調査対象:「あさがくナビ2026」へのサイト来訪者
- 有効回答数:748件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
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