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リファレンスチェックで合否変更したことがある担当者は7割 職歴など虚偽発覚は6割—ASHIATO調べ

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 エン・ジャパンは、同社が運営するリファレンスチェックサービス「ASHIATO」にて、人事部のビジネスパーソンを対象に、「リファレンスチェックに関する実態調査(定点調査)」を実施した。

7割の企業が「リファレンスチェックにより、面接評価と異なる採否判断」をした

 リファレンスチェック導入企業の人事担当者を対象に、リファレンスチェックの結果により、面接時の評価とは異なる採否判断につながったことがあるか質問したところ、30.0%が「面接時評価とは異なり、採用になったことがある」、41.0%が「面接時評価とは異なり、不採用になったことがある」と回答した。合わせると71.0%の会社で、リファレンスチェックの結果が面接時評価とは異なった採否判断につながっていることが明らかになった。

採用時の経歴・実績確認に「不安を感じている」は8割

 人事部に所属する全国のビジネスパーソンを対象に、所属する会社では採用時の経歴・実績確認の実施が十分に行われているか質問したところ、16.1%が「十分だと思う」と回答した。

 一方で、54.5%が「少し不安を感じるが問題ないと思う」、29.5%が「不安を感じる」と回答し、合わせると84.0%が採用時の経歴・実績確認に不安を感じていることが分かった。

人事担当者の「リファレンスチェック」認知度は49.0%

 リファレンスチェックを知っているか質問したところ、49.0%が「知っている」と回答した。また、自身が所属する会社は、採用業務にリファレンスチェックを導入しているか質問したところ、18.4%が「導入している」、18.2%が「導入をしていないが検討している」と回答し、合わせて36.6%の企業がリファレンスチェックを導入、導入を検討中であることが分かった。

人事担当者の「バックグラウンドチェック」認知度は48.6%

 バックグラウンドチェックを知っているか質問したところ、48.6%が「知っている」と回答した。また、自身が所属する会社は、採用業務にバックグラウンドチェックを導入しているか質問したところ、17.4%が「導入している」、15.0%が「導入をしていないが検討している」と回答。合わせると、32.4%の企業がバックグラウンドチェックを導入、導入を検討中であることが分かった。

リファレンスチェック導入の効果、8割が「実感している」

 リファレンスチェックの導入で効果を実感できたかを質問したところ、面接では分からなかったポジティブな発見について、82.5%が「実感している」(実感している:46.0%、どちらかというと実感している:36.5%)と回答した。一方、ネガティブな発見については、80.0%が「実感している」(実感している:33.5%、どちらかというと実感している:46.5%)と答えた。

リファレンスチェックにより、「職歴や実績の虚偽が発覚」は6割

 リファレンスチェックにより、職務経歴や実績の虚偽が発覚したことがあるか質問したところ、60.0%が「発覚したことがある」と回答した。

導入していない理由、1位は「社内の理解不足」

 リファレンスチェックを導入していないと回答した人を対象に、その理由について質問したところ、最多回答は「会社内でリファレンスチェックが理解されていない」(25.1%)、次に「上層部がリファレンスチェックを理解していない」(23.0%)、「費用的な問題」(19.2%)と続いた。

採用時に求職者のSNSチェックが「必要」は6割

 採用時に求職者のSNSチェックが必要だと思うか質問したところ、62.6%が「必要だと思う」(必要だと思う:18.7%、どちらかというと必要だと思う:43.6%)と回答した。

約7割が、「退職代行サービスの利用経験有無」を知りたい

 採用候補者が過去に退職代行を使用したことがあるか知りたいと思うか、また退職代行サービスの利用は選考結果に影響するか質問したところ、33.9%が「知りたいし、選考結果に影響する」、32.2%が「知りたいが、選考結果には影響しない」と回答した。

 なお、調査の概要は次のとおり。

  • 調査対象:人事部に所属する全国のビジネスパーソン1089名
  • 調査期間:2024年7月1日~4日
  • 調査方法:インターネットリサーチ

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HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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