さんぽテラスは、健康管理システムの導入がされている企業に勤める従業員を対象に、「健康管理システムの導入実態」に関する調査を実施した。
健康管理システムの利用頻度は「年に数回」が約半数
健康管理システムの利用頻度はどのくらいかと質問したところ、「年に数回」(45.5%)が最も多く、次いで「週に数回」(15.4%)、「週に1回」(11.4%)、「ほぼ毎日(10.4%)」と続いた。「年に数回」が約半数を占めていることから、システムを頻繁に利用している人は少ないことが分かった。
また、どのようなときに活用しているか質問したところ、「自身のストレス状態をチェックするとき」(44.6%)が最多となり、次いで「過去の健康診断のデータをチェックするとき」(39.7%)、「労働時間や休憩時間の管理をするとき」(30.9%)と続いた。
どのようなタイプの健康管理システムが導入されているか質問したところ、「組合提供のもの」(35.3%)が最も多く、次いで「民間提供のもの」(40.2%)、「あまり理解していない」(24.5%)という回答結果になった。
さらに、そのサービス名を聞いたところ、「分からない」(49.9%)が最多で半数を占めた。次いで「FiNC for BUSINESS」(11.3%)、「Carely」(8.8%)と続いた。
健康管理システムの満足度と体調の変化
健康管理システムの満足度を質問したところ、「とても満足している」(16.2%)、「やや満足している」(60.5%)と7割以上が回答した。
また、システムを活用し始めて自身に変化はあったかと質問したところ、「とてもあった」(17.0%)、「ややあった」(35.7%)と半数以上が回答した。
「とてもあった」「ややあった」と回答した人に対し、具体的にどのような変化があったかを質問したところ、「健康意識が向上した」(55.1%)が最も多く、次いで「相談できる環境のおかげでストレスが緩和された」(37.2%)、「モチベーションが向上し生産性が向上した」(32.8%)と続いた。
健康管理システムの利用意向・求める機能とは
今後も効果的な健康管理ができるのであれば、システムを活用していきたいと思うか質問したところ、「とてもそう思う」(22.3%)、「ややそう思う」(57.0%)と8割近くが回答した。
今後、より一層活用していきたい機能を質問したところ、「健康状態のモニタリング」(43.4%)が最も多く、次いで「メンタルヘルスサポート」(36.8%)、「効率的なデータ管理」(34.2%)と続いた。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査概要:「健康管理システムの導入実態」に関する調査
- 調査期間:2024年8月19日~20日
- 調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する「PRIZMA」によるインターネット調査
- 調査人数:1006人
- 調査対象:調査回答時に健康管理システムの導入がされている企業に勤める従業員と回答したモニター
- 調査元:さんぽテラス
- モニター提供元:PRIZMAリサーチ
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