マイナビは、「マイナビ2027年卒 企業新卒採用予定調査」を発表した。同調査は、企業の新卒採用に対する意識や採用活動全体の動向を把握することを目的に、2001年(2002年卒)以来、毎年実施している。
27年卒の採用予定数を増やす企業は23.0%
27年卒の採用予定数を増やすとした企業は全体(23.0%)、文系(15.2%)、理系(18.8%)となり、前年から減少した。一方、前年並みと回答した企業は全体(63.0%)、文系(58.8%)、理系(59.2%)で増加した。
採用予定数を決定する大きな要因として最も多かったのは「従業員の年齢構成」(52.2%)で、次いで「前年(例年)の採用実績」(48.5%)となり、いずれも2年連続の増加となった。前年(26年卒)は採用充足率が過去最低で、新卒採用において苦戦を強いられている企業が多くなっている中、採用数を増やすのではなく現状維持とする企業が増えていると考えられる。
AI時代に新卒入社社員に求めるスキルや能力は「コミュニケーション力」が最多
AIが浸透する中で自社の新卒採用数はどのように変わるかを聞いたところ、「変わらない」が90.3%で最多だった。AI時代において、自社で新卒採用を行う理由を聞くと、最も多かったのは「若手人材の長期育成を重視しているため」(65.1%)で、「将来の幹部候補を確保するため」(48.8%)、「組織文化や価値観の継承が必要だから」(43.7%)と続いた。
また、AI時代に新卒入社社員に求めるスキルや能力については「コミュニケーション力(AIを補完し、人との協働を円滑にする力)」(50.0%)が最も多く、対人的なコミュニケーションや関係構築に関するスキルを重視する企業が多いことが分かる。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2026年1月26日~2月8日
- 調査方法:採用・育成・組織戦略の課題に寄り添うマイナビ運営の情報メディア「HUMAN CAPITALサポネット」会員にメールマガジンにて案内、マイナビ2027利用企業担当者宛にメールマガジンにて案内
- 調査機関:株式会社マイナビ
- 有効回答数:1579社(上場 107社・非上場 1472社、製造 609社・非製造 970社)
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