HERPは、「エンジニア採用における経路別の成果」に関する調査レポートを公開した。
エンジニア採用は、約7割が有料の経路
エンジニア採用全体の応募経路として最も多いのは「求人媒体(Green、Findyなど)」で42.2%、次いで「人材エージェント」が27.7%、「リファラル・社員紹介」が14.8%と続いた。また、全体の約7割を有料の採用手段(人材エージェント、求人媒体)が占めることが分かった。
年収が高いほど「リファラル」が多い傾向
エンジニアの応募経路を年収別に質問したところ、401〜600万円は「リファラル・社員紹介」が11.4%、801〜1000万円は22.6%という結果になり、年収が高くなるほどリファラル採用が増える傾向が見られた。また、求人媒体別ではすべての年収帯で割合が大きく、特に601〜800万円の年収帯で54.0%と、顕著であることが分かった。
開発言語ごとに採用経路の傾向は異なる
主要な言語(Ruby、TypeScript、Java、Python、JavaScript)ごとのエンジニアの応募経路は、異なる傾向が見られた。Javascriptは「人材エージェント」、Javaは「リファラル・社員紹介」、Rubyは「有料求人媒体」がそれぞれ多い傾向にあり、求めるエンジニアによって適切な採用媒体を選ぶことの重要性が明らかになった。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査テーマ:エンジニア採用における経路別の成果に関する調査レポート
- 調査実施:HERP
- 調査対象:IT・通信系のスタートアップ企業125名
- 調査実施期間:2024年4月29日~5月22日
- 調査方法:Webアンケート
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