インドでは、毎年履行学生新卒者170万人のうち、40万人以上が即戦力のITエンジニアとして世界中で働いており、その中からマイクロソフトやGoogleのCEOを輩出している。彼らは、高い専門性や優れた頭脳を活かしてIT業界はもちろん、各業界にて活躍する人材として世界をリードしている。
ただし、インドのトップ大学では、大学の就職課を通してのキャンパスリクルーティングが主流であり、各大学への訪問、さいようを前提とする企業登録など、日本の採用プロセスと手法がかなり違っていることから、これまではインドからの学生を採用する日本企業は少なく、また、インドの大学生による日系企業の認知度は欧米企業と比べると低いのが現実であった。
今回開始されたサービスで、WORKUPがMettlと業務提携したうえで、サポートする業務内容は次のとおり。
- 1万校以上あるインドの大学から、IITをはじめとするトップ校である70校以上へのアプローチ
- 各大学の就職課への企業登録(エントリー)代理業務、面接や試験などの日程の調整
- エントリーがあった学生への必要な性格診断、数的・論理的思考能力・技術(各種プログラミング言語)のオンライン試験の無料実施、各種レポートの提供
- 採用までのサポート業務
これらのサポートにより、複雑なインド特有の採用プロセスを簡素化でき、困難であったインドトップ大学の優秀な学生へのアプローチが可能になり、高い能力/技術力の人材を獲得できるようになる。
また、次のような人材についての悩みを持つ企業に適したサービスだという。
- プログラマー、エンジニア不足に悩んでいる企業
- グローバル市場をターゲットにしている企業
- インド市場に参入している、もしくは参入を検討している企業
- データの分析・予測が必要な業種の企業(金融・コンサル・消費財等)
- 研究開発(医学・化学など理工学分野)
- 経営管理全般
なお、対象職種としては、プログラマー、エンジニア、研究者、金融、コンサルタント、マネージメントなど主に理工学系、マネージメント系大学の卒業予定者・インターンを挙げている。
料金については、成功報酬ベースの課金になりますので、採用に至らなかった場合、費用は発生せず、インターンだけの利用も可能(サービス利用料あり)だ。
また今後の市場拡大を見越し、アクセリアのcrash.Academyとも提携し、日本市場の共同開拓、専門的なオンラインITコンテンツの提供など、採用後のサポート体制も強化する予定だという。
今回のサービス開始にあたり、7月26日(水)16:00〜に、アクセリア大会議室(東京・麹町)にてインドからの2018年度新卒・インターン採用説明会が行われる。参加申し込みは、こちらにあるお問い合わせフォームに「説明会希望」と入力して登録する。参加費は無料だ。