つなぐマーケティングが運営するフリーランス情報メディア「フリーランスガイド」は、社会人経験がある20代を対象に、転職に関するアンケート調査を実施した。
20代の4割が転職経験あり
転職経験の有無を質問したところ、「転職経験がある」と40.2%が回答した。
また、年齢を分けて見ると、転職経験があると回答したのは、20代前半(20〜25歳)では28.5%、20代後半(26〜29歳)では46.2%という結果になった。
初めて転職したのは「社会人2年目」が最多
「転職経験がある」と回答した人を対象に、初めて転職したのは社会人何年目かを質問したところ、「2年目」23.4%で最多となり、次いで「3年目」が22.2%、「1年目」が19.8%と続いた。転職した人のうち、6割以上が3年以内に転職していることが分かる。
転職理由は「給料に不満」「仕事内容に不満」「人間関係」
主な転職理由を聞いたところ、「給料に不満があった」が256票と最も多く、給料に不満を抱いている20代が多いことが分かった。次いで、「仕事内容に不満があった」が184票、「上司・同僚との人間関係に問題があった」が138票、「会社の人事評価制度に不満があった」が131票と、給料面だけではなく、さまざまな理由が転職の引き金になっていると考えられる。
6割が転職で職種を変えた
転職をして職種は変わったかを質問をしたところ、59.7%が「はい」と回答した。新卒入社した会社の配属先が、自分の性格に合わなかったというケースも少なくないという。
半数が転職で年収を上げている
転職して年収は上がったかを聞いたところ、「~50万円上がった」が35.1%と最多、「51万~100万上がった」は10.3%、「101万円以上上がった」は5.5%となり、約半数の50.9%が「給料が上がった」と回答した。一方で、「下がった」は22.2%となり、5人に1人以上が転職して給料が下がっていることが分かる。
転職先選びで重視する点は「給与や待遇」が最多
転職先を選ぶうえで最も重視する点を聞いたところ、「給与や待遇」が32.2%で最も多く、次いで「職場の雰囲気」が19.0%、「ワークライフバランス」が9.4%、「働き方」が8.2%、「仕事内容」が7.2%と続いた。近年においては、ワークライフバランスや働き方も若い人に重視される点であることが分かる。
転職先の見つけ方、1位は「転職サイト(求人サイト)」
どのように転職先を見つけたか質問したところ、「転職サイト(求人サイト)」が40.2%で最多となり、次いで「転職エージェント」が19.0%、「ハローワーク」が15.5%と続いた。
実際に転職先を決めた転職サービスは「マイナビ転職」が最多
実際に転職先を決めた転職サイト・サービス名を聞いたところ、「マイナビ転職」が15.5%と最も多く、次いで「doda」が10.8%、「エン転職」が7.9%、「リクルートエージェント」が7.5%、「リクナビNEXT」が6.0%と続き、大手転職サイトが上位を占める結果となった。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査対象:社会人経験がある20代男女
- 調査人数:1666人
- 調査日:2024年10月4~8日
- 調査方法:インターネットによるアンケート調査
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