ワンキャリアは、26卒向けに夏・秋冬インターンシップに関する実態調査を実施した。
サマーインターンシップのエントリー数は10社、参加社数は4社
26卒のサマーインターンシップのエントリー社数は「10社」が中央値となり、25卒の「8社」より増加。また、「6社」以上の回答割合は66.0%と、25卒の57.6%と比較して8.4ポイント増加し、エントリー社数は全体的に増加した。
加えて、実際に参加した社数を尋ねると、中央値は「4社」となった。全体で見ると、約9割の学生がサマーインターンシップに参加していることが分かる。
サマーインターンシップは「志望業界であること」を重視
サマーインターンシップにエントリーする企業を決める際に、重視したことについて質問したところ、「志望業界であること」が28.0%と最多で、次点の「選考優遇が得られること」は16.0%と、12ポイント差をつけた。サマーインターンシップに参加することで「志望業界に関する知識を深めたい」という学生の意欲が感じられる結果となった。
「リアルな働く姿を想起できるサマーインターンシップ」に好感
参加してよかったサマーインターンシップの特徴は、「早期選考案内や選考一部免除など優遇がもらえた」が25.4%で最多となった。次いで「現場社員から仕事のやりがい・大変なことなど働く姿をリアルに実感できる情報が収集できた」が25.1%、「ワーク内容が実際の業務と近く、求められる・身につくスキルが分かった」が18.2%と、働く姿をリアルに想起するための情報を得られたことが挙げられた。
秋以降は業界・職種を絞って参加、エントリー社数は5社
秋冬に開催されるインターンシップやイベントでは、「夏に参加した企業と同じ業界・職種や、志望する業界・職種の企業のものに参加したい」と回答した学生が全体の64.8%で、志望とは異なる業界・職種や未知の業界・職種のイベントに参加したい学生を上回った。学生はサマーインターンシップで業界・職種を選んだ後、秋以降は選択した業界・職種の情報を集めるフェーズに入ると見られる。
また、秋冬インターンシップへのエントリー済みおよびエントリー予定の企業数は「5社」(中央値)となり、夏の10社から半減。企業数が少ないのは、夏は興味のある業界・業種を選択することが目的であったり、冬は大学の授業と両立させる難易度の高さが影響したりしていると考えられる。
6割以上が「10月以前」に早期選考のエントリーを開始
早期選考にエントリーし始める時期について聞いたところ、「9月以前」が31.8%で最も多く、次いで「10月」が30.9%と続いた。大学3年の6割以上が、「10月以前」に早期選考のエントリーを開始済み、または開始する意向であることが分かった。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査名:【26卒】就職活動に関するアンケート
- 調査期間:2024年10月14〜17日
- 調査機関(調査主体):ワンキャリア
- 調査対象:2026年卒の大学生
- 調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
- 有効回答数:418
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