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会社でセクハラを受けた経験のある男女は66.5% その内、4割が我慢、6割が退職—くらしテク調べ

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 東晶貿易が運営する「くらしテク」は、会社でセクハラを受けたことがある男女を対象に、セクハラの内容や対処方法についてアンケート調査を行った。

会社でのセクハラは「上司」から受けることが最も多い

 会社で誰からセクハラ行為を受けたか質問したところ、男女ともに1位は「上司」、2位は「同僚」、3位は「取引先」となった。

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4タイプのセクハラのうち、「環境型セクハラ」が最も多い

 ハラスメントを4つのタイプに分類して、具体的に受けたセクハラの内容を聞いた。4つのタイプについては次のとおり。

  • 対価型セクハラ:「性的な言動に応じることで利益を得られる」または「拒否することで不利益を受ける」といった、権力関係を利用したセクシュアルハラスメントのこと
  • 環境型セクハラ:性的な言動や行動によって、職場環境が不快なものになり、業務遂行に支障をきたすハラスメントのこと
  • 制裁型セクハラ:セクハラの被害を訴えたり、拒否したりしたことに対して報復する行為のこと
  • 妄想型セクハラ:加害者が自分の妄想や思い込みに基づいて、相手に対して性的な言動や行動をするハラスメントのこと

 具体的に受けたセクハラの内容は、「環境型セクハラ」が最も多く、次いで「妄想型セクハラ」「対価型セクハラ」「制裁型セクハラ」と続いた。

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 なお、自由記述の回答では次のような声が寄せられた。

  • 対価型セクハラ
    • 下腹部を触らせてくれたら評価をあげると言われた
    • 契約をしてほしいなら一晩付き合えと言われた
    • 自分と仲良くしたほうが昇進すると言われた
  • 環境型セクハラ
    • 常に女性器や男性器の話をされる。時には脱毛しているかどうかや、パートナーとの夜のことについて聞かれる
    • 社員用エレベーターを荷物がない状態で乗ることを禁じるために、エレベーター脇には裸の女性が胸を手で隠している画像に「手ブラでの利用禁止」と書かれた張り紙が貼られている。気落ち悪いが誰も声を上げない
  • 制裁型セクハラ
    • セクハラを相談したところ上司から圧力をかけられた
    • つわりで動けない時に当時の課長(男性、子育て経験あり)に「つわりは病気ではないし、自分で望んで妊娠したんだから文句言うな」と業務量の軽減なく、逆に多いくらいの量をこなさざるを得なかった
  • 妄想型セクハラ
    • 私が好意をもっていると勝手に思い込んだらしく、食事やホテルに誘われた。好意がないと伝えると逆上して、暴言を吐かれた
    • 連絡先を交換しただけで、家族を置いて夜な夜な外で会おうとしつこく誘われた

セクハラを受けて43.9%の人が我慢を選択

 セクハラを受けてどのような対応をしたか質問したところ、最も回答が多かったのは「誰にも相談しなかった」で、次点で「同僚に相談した」「友人や家族に相談した」と続いた。誰にも相談しなかった理由について、「上司の権限が大きく、言っても無駄な気がした。また査定に影響すると思った」「誰かに報告したところで状況は好転しないし、この人(上司)はずっとこういう感じで生きてきて、これからも変わることはないんだなと諦めた」という声があった。

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セクハラがきっかけで会社を退職した人は60.7%

 セクハラを受けた後、「セクハラがきっかけで会社を退職した」は60.7%という結果になった。セクハラを上司や会社に相談した結果、改善されずに辞めた人から自由記述のコメントでは次の回答が寄せられた。

  • 改善されず、なだめられて終わりました
  • 結果的になぜか両成敗ということになり非常に納得は行かないが、相談した上司を通じて謝罪された。直接謝罪ですらなかったため、全然納得がいかない
  • セクハラをされた証拠もないのにと、逆に怒られました

 一方で、会社に相談することで解決したという人も多く、会社・上司に相談した66人のうち42名がセクハラが解決されたと回答した。

 なお、調査の概要は次のとおり。

  • 調査対象:会社でセクハラを受けた・受けている男女
  • 調査期間:2025年2月6~18日
  • 調査機関:同社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:264人(女性182人/男性82人)

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HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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