リソースクリエイションは、中途の求職者で20代の男女を対象に「転職活動におけるSNS利用の実態調査」を実施した。
会社を決めるうえで最も重要視しているのは「働いている人」や「社風」
会社選びで最も重視するポイントを質問したところ、87.6%が「働いている人/社風」と回答。次いで「仕事のやりがい」が75.6%、「給与」が54.1%と続いた。多くの求職者が、「給与」以上に「職場の雰囲気」や「一緒に働く人」を重視していることが分かる。
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求職者の86.1%が、企業のSNSアカウントは必要だと回答
転職活動において、企業のSNSアカウントは必要だと思うか聞くと、86.1%が「必要」と回答した。
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また、SNSを必要とする理由として、求職者からは次のような声が寄せられた。
- SNSのほうが社員の雰囲気が伝わりやすい
- ホームページよりもリアルな情報が得られる
- 現代の若者にとっては、SNSが情報収集における重要度が高いから
求職者の8割がSNSで社名を検索
転職活動の際、SNSで社名を検索したか聞いたところ、8割が「検索をした」と回答。内訳は「Instagram」が65.1%、「TikTok」が50.8%、「YouTube」が20.9%と続いた。
「Instagram」が最も多く利用された理由として、写真やリール動画などの機能を通じて、リアルタイムで企業の雰囲気や社風を知れる点が挙げられるという。企業の日常や働く社員の様子が視覚的に伝わるため、求職者にとって「実際に働くイメージが湧きやすい」というメリットがあると同社は述べている。
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転職活動中、8割以上が企業アカウントを見て「応募意欲が増した」
転職活動中、企業アカウントを見て応募意欲はどのように変化したかを質問すると、8割以上が「応募意欲が増した」と回答した。
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また、応募意欲が増した理由として、多くの求職者が次のようなポイントを挙げている。
- 入社後の働くイメージがしやすい
- 社内の雰囲気を把握しやすく、自分との相性を確認できる
- 入社後のミスマッチが少なく、安心できる
企業アカウントは単なる広報ツールではなく、求職者にとって重要な情報源の1つになっていることが分かる。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査機関:同社調査
- 調査方法:Web上でのアンケート
- 調査期間:2024年1月1日~12月31日
- 調査対象:中途採用における20代の求職者573名
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