テックタッチは、データ戦略AIエージェント「AI Central Voice」の提供を開始した。
AI Central Voiceは、ビジネスインサイト創出に特化したAIエージェント。業界特化の学習モデルと多段階にわたる最適化により、従来のAIでは困難だった分析精度と実用性の両立を実現した。これにより、顧客の声や従業員のフィードバック、営業日報といったテキストデータを高精度に整理・分析し、意思決定に直結する具体的な示唆を導き出せるようになる。
また、同社は大企業向けのカスタマーサクセス体制を備えており、顧客の業務を理解したうえで、AIを前提とした業務設計を支援するという。
AI Central Voiceの主な機能と強みは次のとおり。
- 主な機能
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- データの収集・構造化:顧客の声や従業員のフィードバックや日報データなどのテキストデータを自動で整理・分類
- AIによる示唆抽出:重要なインサイトや洞察をリアルタイムで提供
- 部署間の情報統合:異なる部署のデータを一元管理し、検索・共有が可能
- オーダーメイドのAIナレッジデータベース:企業ごとに最適化された知見を蓄積
- ナレッジDB連携AIチャット:組織知見を活用し、AIが示唆を提示するチャットを提供(2025年リリース予定)
- 強み
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- 「サマライズ」「ノイズ除去」「ハルシネーション修正」「データ変換処理」など、各モジュールが独立した専門性を発揮し、データ分析精度・速度が向上
- 専門知識不要で、社内のデータを活用した分析・活用が可能に
- 大手企業のセキュリティ基準をクリアし、安全に生成AIを活用可能

なお、すでにTENTIAL、あいおいニッセイ同和損保、オープンハウス・アーキテクト、日本空港ビルデングといった大手企業が導入している。
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