インディードリクルートパートナーズのリサーチセンターは、学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施した。
6月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は81.6%で、前年同月差0.8ポイント減。前年に続き選考解禁時点で8割を超える結果となり、企業の高い採用意欲が継続している。
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大学生全体の就職活動実施率は35.0%、進路確定率は64.8%と、いずれもおおむね前年と同水準。現時点での「就職活動」に対する考えや感想として、「早期化が進みすぎて焦ってしまい、とりあえず内定を承諾しなければいけないと思ってしまう人が多いのではないかと感じる」「就職活動の早期化によって、学業に集中できていないときがあったと感じた」といった、「早期化」に関する声が多く寄せられた。
ネガティブな意見もある一方で、「早めに活動を始めたことで主体的に企業を選べた」「早い段階で就職活動を終え、卒業研究に集中して取り組めているため自身の就職活動には満足している」といった自身のキャリア形成や学業の面から見たポジティブな意見もあった。
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:2026年卒業予定の大学生および大学院生に対して、「リクナビ2026」にて調査モニターを募集し、モニターに登録した学生5500人(内訳:大学生4434人、大学院生1066人)
- 有効回答数:大学生820人、大学院生302人
- 調査実施期間:2025年6月1~4日
- 調査機関:インディードリクルートパートナーズ リサーチセンター
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