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新卒が将来なりたい役割「管理職」「専門家」が12年間で減少傾向—ALL DIFFERENT調べ

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 ALL DIFFERENTおよびラーニングイノベーション総合研究所は、2025年度入社の新入社員を対象に「新入社員意識調査」を行った。

担いたい役割は「専門家」「管理職」「未定」「志向ない」がほぼ同率

 将来会社でどのような役割を担いたいか質問した結果、「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい(専門家)」が27.0%で最多となり、次いで「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(管理職)」が25.2%、「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」が23.5%、「特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい」が23.3%と続いた。この4つの項目が2割から3割程度の回答割合となり、大きな差は見られなかった。

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 回答を男性・女性で比較すると、男性のトップは「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(管理職)」、女性は「特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていきたい」となった。「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(管理職)」と答えた男性は、女性よりも13.7ポイント高い31.1%で、「特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていきたい」と答えた女性は、男性より10.8ポイント高い29.6%という結果となった。回答割合の高い項目の順序は「分からない」を除いて、男女ですべて逆転する結果となっている。

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 また、この設問について、2014年度から12年間の回答結果を比較したところ、「特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい」は過去最高の割合であることが分かった。なお、「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」の回答割合も徐々に増加傾向にある。一方、「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい(専門家)」の回答割合は、11年前に比べて9.4ポイント低く、過去最低の割合となった。

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管理職になりたい理由のトップは「人を束ねて大きな仕事をしてみたい」

 将来担いたい役割の質問で「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(管理職)」を選んだ回答者に対し、リーダーになりたい理由を聞くと、「人を束ねて、大きな仕事をしてみたいから」が36.6%で最も高い回答割合となった。次いで、「仲間と仕事をするのが好きだから」が34.6%、「将来経営層として会社を引っぱっていきたいから」が21.8%と続いた。

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 この設問を、2014年度から各年度の回答結果と比較したところ、「仲間と仕事をするのが好きだから」は11年前の23.7%から10ポイント以上増加していた。一方、「将来経営層として会社を引っぱっていきたいから」は、11年前の37.5%と比較して15ポイント以上減少していることが分かった。なお、「人を束ねて、大きな仕事をしてみたいから」は過去最高の割合で、微増傾向だった。

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専門家になりたい理由、「いざというときに専門性を活かして仕事をしていきたい」

 将来担いたい役割の質問で「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい(専門家)」を選んだ回答者にその理由を聞くと、1位は「いざというときに専門性を活かして仕事をしていきたいから」が55.2%で半数以上が回答した。2位は「専門家として1つの分野を追究してみたいから」で37.3%、3位は「マネジメントが自分には不得手だと感じるから」が4.2%、4位は「1人で仕事をするのが好きだから」が2.9%だった。

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 この設問を、2014年度からの調査結果と比較すると、「いざというときに専門性を活かして仕事をしていきたいから」は2014年度の42.5%より伸びており、2024年度は減少に転じたが依然として高い割合を保っている。「専門家として1つの分野を追求してみたいから」は2016年度から減少傾向だったが、2023年度から増加傾向に転じていることが分かった。

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リーダーのイメージ、1位は「リーダーシップが求められそう」

 リーダーに対するイメージについて質問したところ、「リーダーシップが求められそう」が51.5%で最も多く、次いで「成長できそう」が35.3%、「やりがいがありそう」が34.7%と続いた。

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 図1の質問で、管理職を選択した人を「リーダーになりたいと回答した人」、それ以外の回答を選択した人を「リーダーになりたいと回答していない人」と分類し、リーダーのイメージ像に対する回答について比較した。

 「リーダーになりたいと回答した人」のイメージのトップは「やりがいがありそう」で50.3%。次いで「リーダーシップが求められそう」が48.0%、「成長できそう」が44.8%と続く。一方、「リーダーになりたいと回答していない人」は、「リーダーシップが求められそう」が52.7%でトップ、次いで「難しそう」が33.4%、「成長できそう」が32.1%と続いた。

 「リーダーになりたいと回答した人」の「やりがいがありそう」の回答割合はそうではない人に比べて20.8ポイント高く、「リーダーになりたいと回答していない人」の「難しそう」の回答割合は「リーダーになりたいと回答した人」よりも11.7ポイント高くなった。

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キャリア形成支援について会社に期待することは「上司に相談できる機会」

 キャリア形成支援について会社に期待することを聞いたところ、「上司に相談できる機会をつくってほしい」が54.3%で最多となり、次いで「キャリア形成についてのセミナーや勉強会などを開催してほしい」が36.8%、「上司以外の社員に相談できる機会をつくってほしい」が33.7%と続いた。

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 なお、調査の概要は次のとおり。

  • 調査対象者:同社が提供する新入社員研修に参加した2025年度入社の新入社員
  • 調査時期:2025年3月25日~4月24日
  • 調査方法:Web・マークシート記入式、または自記式でのアンケート調査
  • サンプル数:3933人
  • 属性:
    1. 業種
      • 農業,林業 8人(0.2%)
      • 鉱業,採石業,砂利採取業 4人(0.1%)
      • 建設業 245人(6.2%)
      • 製造業 580人(14.7%)
      • 電気・ガス・熱供給・水道業 59人(1.5%)
      • 情報通信業 828人(21.1%)
      • 運輸業,郵便業 85人(2.2%)
      • 卸売業,小売業 262人(6.7%)
      • 金融業,保険業 259人(6.6%)
      • 不動産業,物品賃貸業 162人(4.1%)
      • 学術研究,専門・技術サービス業 217人(5.5%)
      • 宿泊業,飲食サービス業 34人(0.9%)
      • 生活関連サービス業,娯楽業 95人(2.4%)
      • 教育,学習支援業 38人(1.0%)
      • 医療,福祉 61人(1.6%)
      • 複合サービス事業 138人(3.5%)
      • サービス業(ほかに分類されないもの) 350人(8.9%)
      • 公務 3人(0.1%)
      • その他 401人(10.2%)
      • 分からない 101人(2.6%)
      • BLANK 3人(0.1%)
    2. 企業規模
      • 50人以下企業 201人(5.1%)
      • 51人~100人企業 567人(14.4%)
      • 101人~300人企業 1389人(35.3%)
      • 301人~1000人企業 590人(15.0%)
      • 1001人~5000人企業 660人(16.8%)
      • 5001人以上企業 305人(7.8%)
      • 分からない 217人(5.5%)
      • BLANK 4人(0.1%)
  • 出典:ラーニングイノベーション総合研究所「新入社員意識調査2025(3933人のキャリア志向編)」

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労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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