エン・ジャパンは、同社が運営する総合求人サイト「エン転職」のユーザーを対象に、「転勤」についてアンケートを行った。
転勤の経験は「ある」が2割、20代と40代で20ポイントの乖離
これまでに転勤をしたことはあるか質問したところ、20%が「ある」と回答した。年代別に見ると若い年代ほど転勤経験が少なく、20代と40代以上とで20ポイントの乖離があった(20代:5%、40代以上:25%)。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/1.png)
年代別
[画像クリックで拡大]
また、男女別に見ると、男性の32%が転勤経験があるのに対し、女性は7%にとどまっていた。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/2.png)
男女別
[画像クリックで拡大]
転勤経験者の約4割が、転勤をきっかけに退職を考えたことがある
転勤経験者に、転勤の際は単身赴任か家族そろって転居したかを聞くと、「単身赴任をした」と69%が回答した。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/3.png)
また、転職をきっかけに退職を考えたことはあるか質問すると、44%が「ある」(実際に退職した:12%、ある:32%)と回答した。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/4.png)
年代別
[画像クリックで拡大]
年代別に見ると20代が69%、30代が61%、40代以上の40%が「実際に退職した」「ある」と回答しており、年代が低いほど転勤への抵抗感が大きいことが分かった。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/5.png)
男女別
[画像クリックで拡大]
今後、転勤の辞令が出た場合、半数以上が「退職を検討するきっかけになる」と回答
今後、転勤の辞令が出た場合、退職を検討するきっかけになるか質問すると、全年代で半数以上が「なる」「ややなる」(20代:66%、30代:67%、40代以上:54%)と回答した。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/6.png)
年代別
[画像クリックで拡大]
また男女別では、「なる」「ややなる」と男性が52%、女性が65%と回答し、女性のほうが抵抗感が大きい結果になった。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/7.png)
男女別
[画像クリックで拡大]
転勤先のエリア、海外は中国、国内は東京都が最多
転勤経験者に、転勤していた(している)期間を聞いたところ、いずれの年代も「1〜3年程度」が最多となった(20代:38%、30代:42%、40代以上:27%)。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/8.png)
年代別
[画像クリックで拡大]
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/9.png)
男女別
[画像クリックで拡大]
続いて、転勤回数について質問すると、3回以下は20代が最も多く、4回以上は年代が上がるごとに割合が高まる結果となった。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/10.png)
年代別
[画像クリックで拡大]
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/11.png)
男女別
[画像クリックで拡大]
また、転勤をしていた(している)場所を聞いたところ、海外は「中国」が34%、国内は「東京都」が24%で最多となった。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/12.png)
転勤を経験して良かったことは「知らない土地・環境を知る機会になった」
転勤経験者に、転勤を経験して良かったことを質問したところ、最多は「知らない土地・環境を知る機会になった」で56%だった。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/13.png)
年代別
[画像クリックで拡大]
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/14.png)
男女別
[画像クリックで拡大]
転勤して良くなかったこと、20代は「退職のきっかけになった」が最多
続いて、良くなかったことについて聞いたところ、全体では「特にない」が28%で最多だった。年代別に見ると「退職のきっかけになった(退職した)」は世代間での乖離が最も大きく(20代:44%、30代:37%、40代以上:20%)、若い年代ほど転勤への抵抗が大きいことがうかがえる。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/15.png)
年代別
[画像クリックで拡大]
また、男性の最多回答が「特にない」の28%に対し、女性の最多回答は「新たな人間関係作りに手間取った」の38%であり、男女別の違いも見られた。
![[画像クリックで拡大]](http://hz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/6956/16.png)
男女別
[画像クリックで拡大]
なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査方法:インターネットによるアンケート
- 調査対象:エン転職を利用するユーザー
- 調査期間:2025年6月2~30日
- 有効回答数:2303名
【関連記事】
・27卒の約8割が転勤のない企業は志望度が上がる 「恋人、家族、友達から離れたくない」の声—学情調べ
・地方移住転職・Uターン転職して「良かった」と感じる人は6割超 「毎日の幸福感」が好転—マイナビ調べ
・30~50代が転職を考えたきっかけは「会社の考え・風土に違和感を覚えた」が最多—エン・ジャパン調べ