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2025年7月29日(火)@オンライン

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HRzine PRESS | 31ヵ国語対応の学習管理機能と18ヵ国語・750以上のコンテンツを提供(AD)

グローバル企業に高評価のLMS・eラーニング「CrossKnowledge」 ソフトスキル開発も強み

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 世界1200万人以上のユーザーを有し、グローバルで高く評価されているLMS・eラーニング「CrossKnowledge」。フランスのクロスナレッジ社が開発しており、日本では株式会社LDcubeが公式パートナーとして提供している。LMSは日本語・英語・中国語をはじめ最大31ヵ国語に対応し、コンテンツは最大18ヵ国語に対応した750を超えるラインナップから受講可能。このようなグローバル対応に加え、CrossKnowledgeにはまだまだ多くの魅力が秘められているという。それについて、株式会社LDcubeの代表取締役社長 新井澄人氏、ラーニング・コンテンツ&システム部 部長 脇達也氏、同部 エバンジェリスト 川野辺甲氏に話を聞いた。

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老舗コンサルティングファームから独立したLDcube

——まずは御社の成り立ちから教えていただけますか。

新井澄人氏(以下、新井) 弊社はもともと、株式会社ビジネスコンサルタントという、集合研修を中心とした人材育成事業を手掛ける会社の一事業部からスタートしました。事業部ではCrossKnowledgeのようなLMS・eラーニングを取り扱い、サービスを提供していましたが、潮目が変わったのは、コロナ禍が明けてからです。

 コロナ禍を機に、eラーニングの価値が世に広まり、コロナ禍が明けてからも、eラーニング業界全体としては伸び続けていました。うちもこのまま成長できるのではないかと期待していたのですが、なぜかそうはならなかった。社内では集合研修への回帰が進み、我々のeラーニング事業はシュリンクしてしまいました。そこで、我々独自のマーケティングでeラーニング事業を展開できるよう分社化して、2023年4月に生まれたのが株式会社LDcubeです。

株式会社LDcube 代表取締役社長 新井澄人氏
株式会社LDcube 代表取締役社長 新井澄人氏

——LDcubeという社名には、どんな想いが込められているのですか。

新井 LはLearning(学び)です。DにはDevelopment・DX・Designの3つの意味があって、学びを発展させるだけでなく、DXを取り入れながら、効果的にデザインする。Lに3つのDを掛け合わせながら個人と組織の成長に貢献していきたいという想いを込めて、「学びに発展と奥行きを」というコンセプトで、3乗の意味のあるcubeを付けました。

——eラーニングシステムを提供しておしまいではないと。

新井 もちろんです。集合研修もeラーニングも、学んだだけですぐに会社の利益につながるものではありません。学んだ内容をもとに、学んだ人が行動を変容させ、期待されている行動を実践できるようになって初めて、業績への貢献が見えてくるものです。そこに至るまでには、お客様ご自身がエネルギーを持って、継続的にさまざまな働きかけを行っていただく必要があります。

 逆にいえば、熱量の高いご担当者様がいらっしゃれば、必ず結果に結び付けられると考えています。我々もそうしたお客様の想いに寄り添いながら、しっかりと伴走していけたらと思っています。

CrossKnowledgeならグローバルで統合的な学習環境を実現

——続いて、CrossKnowledgeについて伺います。CrossKnowledgeはグローバルで高く評価されているとのことですが、具体的にどのような実績があるのでしょうか。

川野辺甲氏(以下、川野辺) CrossKnowledgeはたとえば、Training Industry社のグローバルトップクラスのリーダーシップトレーニングプロバイダーに12年連続で選出されているほか、人的資本管理のアカデミー賞といわれるBrandon Hall GroupのExcellence in Technology Awardで金賞を受賞しています。

 また、ハーバードビジネススクールの組織行動学者であるエイミー・エドモンドソン教授をはじめ、80名以上の著名な教授陣とのネットワークがあり、彼らと共同開発したグローバル基準の質の高いコンテンツを幅広く学習できるeラーニングは、CrossKnowledgeだけではないでしょうか。

株式会社LDcube ラーニング・コンテンツ&システム部 エバンジェリスト 川野辺甲氏
株式会社LDcube ラーニング・コンテンツ&システム部 エバンジェリスト 川野辺甲氏

——CrossKnowledgeは多言語対応しているとのことですが、サポートも多言語で受けられるのですか。

川野辺 はい。基本は日本語と英語ですが、たとえばドイツやフランス拠点の問い合わせにはドイツ語やフランス語で行うなど、お客様の状況に応じて対応可能です。

——CrossKnowledgeを導入される企業には、どんなニーズが多いのでしょうか。

川野辺 最近では、「ナショナルスタッフの方の帰属意識を醸成したい」「コンプライアンスやITリテラシーを身に付けさせたい」など、グローバル共通で習得させたい知識やスキルを現地の言葉で展開したいというお客様が多いですね。

——確かにグローバル企業では「リージョンごとに別のLMSを導入されていて、統合的な学習管理ができていない」という話はよく耳にします。そのような企業がCrossKnowledgeを導入すると、どんなメリットがありますか。

川野辺 CrossKnowledgeには「Learning Channel」という機能がありまして、グローバル統一のLMSとして運用しながら、リージョンによって制限をかけたり、そのリージョン向けのコンテンツを載せたりして、リージョンごとに別のLMSを使っているような感覚で、専用のポータルサイトとしてUIをつくり分けることができます。

Learning Channel
Learning Channel
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 たとえば、ある大手旅行会社様では、かつて各リージョンで異なるLMSを導入されており、企業理念やコンプライアンスといった共通で展開したいコンテンツを運用・管理するために、大きな負荷がかかっていたそうです。しかし、グローバルで統一のLMSとしてCrossKnowledgeを導入していただき、日本のグローバル人事が作成した標準コンテンツをそれぞれのリージョンへ多言語で展開したことで、運用の手間もコストも下げられたという事例があります。

——なるほど。企業の作成したオリジナルコンテンツも多言語展開できるのですね。

川野辺 はい。複数の言語で作成したコンテンツをシステム上でマージして、1つのコンテンツとして配信することができます。たとえば、先ほどの旅行会社様では、日本語と英語で作成した動画を1つのコンテンツとして配信しています。通常は日本語と英語のコンテンツを別々に管理するため、言語が増えれば増えるほど管理が煩雑になってしまいます。しかし、この機能を使えば日本語で学習しても英語で学習しても、同じコンテンツとして簡単に管理することができます。

 また、オリジナルコンテンツだけでなく多言語に対応したCrossKnowledgeコンテンツと組み合わせて展開することも可能です。

 ある商社のお客様では、オリジナルコンテンツに加え、赴任者教育研修のコンテンツを多言語で学習できるように研修コースを設計し、赴任先の言語で学べるようにしています。日本でマネージャー経験のない方がマネージャーとして中国に赴任される際に、マネジメントに関するコンテンツを中国語で学ぶことができるので、現地での部下に対するリアルな言い回しも副次的に身に付けられる効果があるようですね。

——すばらしいですね。リージョンごとだけでなく、部署ごとにUIをつくり分けることもできるのでしょうか。

脇達也氏(以下、脇) できます。たとえば、工場向けのUIを作成して、工場でしか必要のない製造工程の動画や安全管理に関する動画を載せておくとか、営業向けのUIを作成して、商品知識を学べるようにしておくとか。こうしたことを他のシステムでやろうとすると、システム部門や人事部門を通してカスタマイズしてもらわなければならないのですが、CrossKnowledgeならそれぞれの部門で完結できる点が、多くのお客様に喜ばれています。

株式会社LDcube ラーニング・コンテンツ&システム部 部長 脇達也氏
株式会社LDcube ラーニング・コンテンツ&システム部 部長 脇達也氏

CrossKnowledgeがソフトスキル開発に強い理由とは

——一般的なeラーニングでは、特定の業務や専門分野で必要なハードスキルを鍛えるイメージが強いですが、CrossKnowledgeではソフトスキル開発に強みを持っているそうですね。その理由を教えていただけますか。

川野辺 はい。次の図は世界経済フォーラムの「Future of Jobs Report」から引用したもので、AI時代にどういうスキルが必要なのかを表しています。

Future of Jobs ReportにあるAI時代に必要なスキル
Future of Jobs ReportにあるAI時代に必要なスキル
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 「テクノロジーやデジタルリテラシースキルではAIに関するスキルが必須となってきており、クリティカルシンキング、対人スキルやリーダーシップスキルなどは、ずっと優先順位のトップであり続けています。近年優先度が上昇してきたスキルは、レジリエンス(適応、回復できる力)といったセルフコントロールを行うセルフマネジメントスキルです。

 その背景には、AIなどの新しいテクノロジーにより業務プロセスが過度に自動化され、人間の有用性や本質的な価値を感じられなくなってきている状況があるようです。その結果、 孤立し、孤独を感じるケースなども増えてきていて、アメリカではすでに問題になっているそうですね。テクロノジーが進化すればするほど、人間的な要素が重要となってくるわけです。

 だからこそ、CrossKnowledgeではソフトスキル開発を重視していますし、ここに挙げられている4つの領域のソフトスキルはCrossKnowledgeで習得できるようになっています。

——とはいえ、ソフトスキルをeラーニングで強化するのは難しくありませんか。

川野辺 そのため、クロスナレッジ社では効果的にソフトスキルを身に付けるための学習デザインとして「ファシリテッドラーニング(ガイド付き学習)」というものを推奨しています。ファシリテッドラーニングは「1. 理解→2. 実践・試行→3. 振り返り→4. 共有→5. 次ステップ」という5つのステップで進めていくのですが、これを1人で完結するのは難しいので、CrossKnowledgeのSNS機能を使ってチームメンバーとコメントし合って学習状況を共有できるほか、我々がコーチとして内省のお手伝いをすることが可能です。

 また、CrossKnowledgeの「Blendedx」という機能を使えば、インプットとアウトプットを意識した、ガイド付き学習を実現しやすい研修コースを設計することもできます。

 もう1つ、パーソナライズ学習を実現する「CK-Connect」という機能もソフトスキル開発に大いに役立ちます。CK-Connectでは、68の質問に答えてもらい、パーソナリティタイプを診断します。すると、「あなたの強みはこれで、あなたの弱みはこれです」といったレポートが出力されるとともに、132のコースの中から、1人ひとりに最適なおすすめコンテンツが自動で提示されるようになっています。また、レポートは上司やチームメンバーと共有できますし、互いの関係性に関するレポートまで出てきます。

CK-Connect
CK-Connect
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 ある美容系のお客様では、CrossKnowledgeに乗り換えてCK-Connectを活用した1on1を実施した結果、受講率が5%から100%になったと伺いました。これはCK-Connectが最適なコースに絞ってリコメンドしたことと、レポートをきっかけに「僕らのコミュニケーションにはこんな癖があるみたいだから、このコンテンツを一緒に受けてみようか」といった会話ができるようになったことで、学習の動機付けができたからではないかと考えています。

——興味深いですね。ちなみにソフトスキルを高めることで、どんな効果が得られるのでしょうか。

川野辺 ソフトスキルは数値化するのはなかなか難しく一概にはいえませんが、あるメーカーのお客様の事例を挙げさせていただきますね。その会社では、中国と東南アジアと日本において、幹部育成のために、リーダーシップやコミュニケーションに関する共通のコンテンツを、中国語・英語・日本語で展開されたそうです。すると、顕著な結果が出たのが中国で、1年後の離職率が明らかに下がったとのことでした。3ヵ国で集合研修をすると相当なコストがかかりますし、デジタルを活用してそのような効果が得られたのは、大きなメリットではないでしょうか。

——そのとおりだと思います。では最後に、今後のCrossKnowledgeの動向や、御社の展望をお聞かせください。

 機能的なところでは、今後、グローバルなタレントマネジメントシステムであるWorkdayとAPI連携する予定です。これにより、さらなるパーソナライズ学習が実現し、学習者エンゲージメントも高まり、それぞれの成長につなげていただけると思いますので、CrossKnowledgeの日本の総販売代理店として、我々もこれまで以上に尽力していきたいと思っています。

川野辺 CrossKnowledgeのLMSはあくまでもプラットフォームであり、eラーニングはコンテンツでしかないので、それだけでお客様の人材育成にまつわる課題を、すべてを解決できるわけではありません。我々が本当にやるべきことは、それらを活用し、他の要素も組み合わせながら成果につながる人材育成ソリューションをデザインすることだと思っています。そのためには、ファシリテッドラーニングなど、単なるLMSやeラーニングの提供では終わらない、グローバルレベルの人材を育成できるCrossKnowledgeの普及に貢献していきたいです。

CrossKnowledgeについて

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提供:株式会社LDcube

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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