ロゼッタは、ビジョン属人化リスク可視化&伝承AIエージェント「Metarealビジョンバリュー」(以下、Metareal VV)のプレミアムプランを、9月4日より提供開始した。

Metareal VVは、CEOの発言内容を大規模言語モデル(LLM)でDNAコード化し、社内の事業計画・施策・社員投稿などにどれだけ「ビジョンが含まれているか」を自動で数値化するAIエージェント。言語DNAの含有率が60%を下回る部署には、CEO思想に基づいたカスタム動画メッセージを自動生成・プッシュ配信。属人化しがちなビジョンを組織全体に「保存・増殖」させ、思想の継承と実行を支援するという。
Metareal VVの主な特徴は次のとおり。
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CEO発言の「DNAコード化」
- 経営者の発言や理念メッセージをLLMで解析し、言語パターンを企業固有の「価値観ゲノム」として定義
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含有率スコアの可視化
- 各部署の事業計画書や社員発信、議事録などをスキャンし、CEO思想の含有率(言語DNA係数)を自動計測
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自動補完メッセージのプッシュ配信
- 含有率が低い部門には、LLMが自動生成したカスタム動画やテキストメッセージを配信し、思想ギャップを補完
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属人リスクの定量管理
- 従来の定性的アプローチとは異なり、「言語DNA係数」によってビジョンの属人化リスクを数値で評価・管理可能
プレミアムプランでは、月額5万円(税込み)で、1日20回・月200回利用できる。
同サービスは、ビジョンを現場に浸透させ、持続可能な経営基盤を築きたいパーパスドリブン経営を推進するCEO、中長期の経営メッセージを社内外に一貫して届けたいIR・広報責任者、理念と日常業務のズレを定量的に把握し、社員の共感度を高めたい人事/組織開発担当、CEO交代や事業継承における価値観の「断絶」リスクを最小化したい経営企画部門での利活用を想定している。
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