OTENBAは、未知と共同で、男性を対象に福利厚生の意識調査を実施した。
男性が実際に利用している福利厚生制度は「家賃補助・住宅手当」が最多
どの福利厚生制度を実際に使ったことがあるかという質問では、「家賃補助・住宅手当」が98名と最も多く、生活の基盤を支えるサポートが高い需要を持つことが示された。次いで、「健康支援」が74名、「特別休暇制度」が64名と、生活の質や健康維持に直結する制度の利用率が高い傾向にある。
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福利厚生を利用しない最大の理由は「内容を知らない」
使っていない福利厚生があれば、その理由は何かを聞いたところ、最も多かった回答が「内容を知らない」で28.7%。つまり、制度自体は存在していても、その内容が十分に伝わっていないために活用されていない実態が浮かび上がった。
この結果から、企業にとっては「制度を整備するだけでなく、従業員に分かりやすく情報を伝える工夫」が欠かせないことが明らかになった。
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約4割の男性が美容に「興味はあるが利用未経験」
男性向け美容についてどう思うかという質問に対して、「興味があるが利用したことはない」と回答した割合が45.3%と最も多く、潜在的な需要の大きさが明らかになった。一方で、「実際に利用している」と答えたのは14.6%にとどまり、関心と行動の間に大きなギャップが存在している。
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男性の約4割が福利厚生で「男性向け美容サービス利用補助」の導入を希望
もし勤務先に「男性向け美容サービス利用補助」があれば利用したいと思うか聞くと、「はい」と回答した男性が43.7%に達した。約半数近くの男性が美容に関心を持ちながらも未経験であることを踏まえると、福利厚生としての制度化は利用促進の大きなきっかけになり得る。
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美容サービス利用の条件は「割引・補助」と「利用しやすさ」
美容サービスを利用しやすくなる条件は何かという質問に対し、最も多かったのは「割引・補助があること」で143名。さらに「男性でも自然に利用できる雰囲気づくり」が116名、「利用方法が簡単」が109名と続き、経済的メリットと心理的ハードルの両方を解消することが求められていることが分かった。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2025年8月21~28日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査人数:254人
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