ZENKIGENは、経営者・人事担当者向けに「就活ハラスメント対策ガイド」を公開した。

同ガイドの概要の内容は次のとおり。
「就ハラのリスク」の全体像
就活ハラスメント(以下、就ハラ)は採用活動の範囲を超え、企業経営全体に深刻な影響を与えるという。同ガイドでは、学生によるSNSでの拡散から始まり、直接体験していない社会全体への企業イメージ悪化、そして企業ブランドの毀損、人材不足、法的・金銭的な問題へと連鎖的に発展するリスクの全体像を、具体的な事例とともに解説している。
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「就ハラの理解と配慮」の解説
就ハラの判定基準は「面接官の意図」ではなく、「学生の受け止め方」にあるという。同ガイドでは、面接官が悪意なく発した言葉でも、学生が不快に感じれば就ハラとなる可能性があることを解説。セクハラ・ジェンダーバイアス、家庭環境に関する質問など、注意が必要な場面をグレーゾーン6選として具体例とともに紹介し、配慮すべきポイントを明示している。
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就ハラを防ぐための「面接官教育」のポイント
現代の学生の就職観の変化を踏まえ、面接官の適切なふるまいのポイントをまとめて解説。仕事に関連する質問をする、双方向コミュニケーションを意識する、敬意ある対応を行うなど、面接官研修で活用できる実践的な内容だとしている。
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就ハラを防ぐための「仕組みづくり」の解説
就ハラを防ぐには、採用に関わる全員が就ハラの火種を理解し、現代の学生の就活観を踏まえた適切な対応ができる仕組みづくりが不可欠だという。実態把握から火種の特定、そして戦略的な対策の策定・浸透まで、段階的なアプローチを解説している。
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