NEWONEは、26卒新入社員を対象とした新プログラム「入社時よりエンゲージメントが高い1年後をつくるための新入社員研修」をリリースした。
Z世代を中心とする若手社員は、仕事に対して“意味”や“納得感”を重視する一方で、企業からは「学生気分が抜けない」「主体性が足りない」「環境を選びたがる」といった声も多く挙がる。新入社員のエンゲージメントを高め、定着・活躍を促すには、スキルの習得にとどまらず、“自ら仕事を面白くする力”を育む新たな育成アプローチが求められている。同社にも「イマドキ世代に合った育成をしたい」「受け身な新人に主体性を持たせたい」といったご相談が多く寄せられているという。
これを受けて同社は、これまでの主体性を引き出す体感型・対話型研修で得た知見をもとに、「入社時よりエンゲージメントが高い1年後を実現する」という明確なゴールを掲げ、多くの企業が共通して抱える課題に応えられる新たな標準プログラムとして体系化した。
同プログラムは「腹落ち」「体感」「持論化」の3ステップで、学生から社会人への自然な切り替えと、主体的な行動変容を促す。
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- ビジネスの原理原則を理解する
- 価値とは何か、社会人として価値を生み出すとはどういうことかといったことについて、受け身の“教わる型”ではなく、自らの体験をもとに考える“腹落ち型”のアプローチで理解を深める。
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- 高い価値提供にチャレンジ(ビジネスシミュレーション)
- 「期待を捉える」→「期待を超える」という2段階の実践型シミュレーションを通じて、ビジネスにおける価値提供の本質を体感。“自分が動けば世界が変わる”という手応えを育む。
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- 持論化とオンボーディング準備
- 配属後を想定し、上司・先輩からの期待を踏まえ、どう応えていくかを自ら言語化。研修での学びを同期と共有しながら、「職場での実践計画」として持ち帰る。
また、以下3つの設計思想を重視していると、同社は述べている。
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- しつける・教えるのではなく「気づき、教え合う」場をつくる
- 対話や体感型のビジネスシミュレーションを通じて、主体性や価値観を自ら考え、持論化する”腹落ち型”の学びを設計。正解を教え込むのではなく、自身の経験や発見から気づきを得ることで、“受け身の学び”から“能動的な学び”へと転換を促す。
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- 価値創出のメカニズムを体感し、内発的意欲を引き出す
- 「期待を超える体験」を通じて、“自分が動くことで仕事は面白くなる”という手応えを実感。指示待ちではなく、自ら基準を高めて行動する主体性を育む。
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- “完璧な基礎”よりも“学び続ける姿勢”をゴールに
- スキルの取得で終わらせず、「現場に出てからも学び続けられる状態」を目指す。変化する環境でも自ら課題を見つけ、行動できる力を育む。
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