学情は、2027年卒の学生を対象にした「就職人気企業ランキング」の男女別トップ50を発表した。
男性部門は任天堂が伊藤忠を抑えてトップ ゲーム大手が上位に
男性部門は、総合ランキング8年連続1位の伊藤忠商事を押さえて任天堂がトップとなった。男性ランキングでは2位が続いていたが、今回は「ニンテンドースイッチ２」の大ヒットが押し上げた形か。ゲーム業界では、6位にコナミグループ、10位にバンダイナムコエンターテインメント、11位にカプコン、15位にセガが前年から順位を上げて上位に並んだ。おもちゃのバンダイも4位にアップした。
「IT・ソフトウェア・インターネット」では、3位Skyに加え、サイバーエージェントが23位、富士ソフトが24位に入ったのが特徴。また、「銀行・信金」「証券」の金融業界からは、三菱UFJ銀行の19位をはじめ、29位に野村證券、34位に三井住友銀行、40位に日本郵政グループ、44位にみずほ証券、48位に三菱UFJモルガン・スタンレー証券などがランクインし、業界人気の復活が感じられる。50位内に金融ゼロの女性部門とは対照的な結果となった。
女性部門トップは東宝 「マスコミ」がトップ50のうち16社を占める
女性部門では、東宝が前年の4位からトップに躍り出た。映画を含む「マスコミ（新聞・放送・広告・出版・芸能・エンタメ）」は、出版大手が前年より順位をやや落としたものの、10位に集英社、11位に講談社、12位にKADOKAWA、13位にソニーミュージックグループと上位に並んだ。16位にTBSテレビ、34位にNHK（日本放送協会）の放送もランクアップし、トップ50のうち「マスコミ」が16社を占めた。
「食品」は、前年トップの味の素が2位のほか、ロッテが8位に上がりトップ10入り。トップ50には13社が入る人気ぶり。目立ったのは、インバウンドで活況の旅行関連の企業。6位に星野リゾート・マネジメントと9位にJTBグループがトップ10入りしたほか、14位にANA（全日本空輸）、28位にJAL（日本航空）と順位を上げた。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間：2025年3月1日～2025年10月31日
- 調査機関：株式会社学情
- 調査対象：2027年3月卒業予定の全国大学3年生、大学院1年生
- 有効回答数：1万5492件
- **調査方法：（1）Ｒｅ就活キャンパス登録学生へメールにて告知。Web上の入力フォームによる回収。（2）弊社主催のイベント来場学生へのWeb入力フォームによるアンケート調査および回収
- 回答方法：選択式（最大5社）
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