エンリッションは、将来の就職に向けての関心が高まっている意欲的な学生と企業が、より高い確度で接触できる「Meetupスカウトサービス」を開始した。
Meetupスカウトサービスは、同社が運営する学生向けのキャリア支援カフェ「知るカフェ」において、Meetup(少人数交流会)を開催したい企業が、学生を招待できるサービス。知るカフェの利用学生から収集した基本情報に加え、その学生が過去に参加した企業のMeetupでの評価と、現時点の意欲を見える化した同社独自のデータベースを企業に提供する。

知るカフェとは、東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学をはじめ、全国大学内外で20店舗展開する学生限定のキャリア支援カフェ。就活生だけでなく大学1~2年生の若年層のキャリアも支援している。企業と学生のオフラインの採用プラットフォームとして運営し、企業と学生とのつながりを創出している。店内では、学生に対してドリンクに加え、企業と交流できる機会を提供し、企業にはカフェでのMeetup、会場利用、席利用、広告掲載などブランディングにも活用されている。
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Meetupスカウトサービスにおいて、企業は、業界研究を深めたいなどの熱心な学生をシステム上でMeetupに招待でき、学生の開封状況やエントリー状況をタイムリーに確認できる。学生にとっては、企業からの招待により、「みんなにではなく、“私”を選んでもらっている」という特別感を得られ、企業にとっては、より自社にフィットしやすい学生との出会いにつながるという。また、知るカフェの会員データから通常の案内では集客できなかった、潜在層の学生へのアプローチにも期待できるとしている。
一般的な就活支援のスカウトサービスとの違いは、学生の登録情報が登録したときの情報のままでなく、都度更新されていく点だという。学生の変化していくキャリアについての意欲などは、知るカフェを運営する学生スタッフと交わされる自然な会話から得られ、学生の生きたキャリア形成支援の推進につなげていく。
月間約3万8000人の大学生・院生が利用している知るカフェでは、企業によるMeetupが年間約4000回開催されている。Meetupでは、企業と学生数名が自由にさまざまなテーマで話し合い、利用学生も大学1~2年生が約6割を占めるため、企業は早期から母集団形成を図りながら、採用のブランディングを推進できるとしている。
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