SmartHRは、同社が運営するクラウド人事労務ソフト「SmartHR(スマートエイチアール)」の「HRアナリティクス」機能において、AIが従業員データを分析し、指定した従業員と類似する人材を提案する「AI類似従業員検索」機能を、10月22日より提供していると発表した。

同機能では、労務管理によりSmartHR上に蓄積された従業員データをもとに、指定した従業員に似た人材をAIが検索可能。欠員が発生した部署の後任や、育成対象者の選定などを探す際に、人事担当者がモデルとなる従業員を指定すると、AIが以下の5項目を複合的に解析し、類似度の高い人材を順に一覧化する。類似度の根拠も明示されることで、人材選定の際の意思決定の透明性を担保する。
<分析対象項目>
- 属性(入社年月日、現住所、生年月日)
- 職務経歴(職種、役職、部署、雇用形態、等級)
- スキル・資格
- 業務経歴
- 人事評価
AIが選出した類似従業員の一覧から従業員の詳細を確認したい場合、SmartHR上の「キャリア台帳」へアクセスし、従業員の詳細情報を確認できる。なぜ選ばれたのかという根拠(経歴や評価)を確認できるため、配置転換や抜擢人事における社内の納得感(透明性)を担保する。また、抽出結果はCSVでの書き出しも可能。
なお、AI類似従業員検索機能は、SmartHRの「HRストラテジープラン」「タレントマネジメントプラン」、もしくは有料オプションで「HRアナリティクス」機能のユーザー企業が利用できる。
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