学情は、2027年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象に、最新の「内々定の獲得状況」についてインターネットアンケートを実施した。
11月末の内々定率は29.3%
2027年卒学生の12月度の内々定率(11月末時点)は29.3%であった。前年同月比+12.4ポイントで、同時期の過去最高値を大幅に更新した。学生優位の売り手市場が続く中、多くの企業がインターンシップやオープンカンパニーからの早期選考を競い合い、早期内々定までの流れが加速した形だ。

理系の内々定率は早くも4割台に
文理別にみると、理系が前年同月の19.8%から倍増して40.7%に。技術系学生の獲得競争激化で前のめりな企業の動きを受けて、理系学生が早くから積極的に動いた結果が見えた。文系は24.4%と、前年同月比+9.0ポイントとなった。
就職活動率は前年並みの83.5%
「就職活動をしている」と回答した学生は83.5%、「まだ就職活動をしていない」は13.7%と前年並みであった。「内々定を獲得し就活を終了」した学生は2.8%にとどまる。文理別の活動率は、文系84.4%に対し、理系は81.1%となった。

なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2025年11月25~30日
- 調査機関:株式会社学情
- 調査対象:2027年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生
- 有効回答数:178件
- 調査方法:インターネットによるアンケート
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