カオナビは、同社のタレントマネジメントシステム「カオナビ」で、AIが目標設定と人事評価を支援する「AI目標・評価アシスト」機能を提供開始した。
同機能は、既存の評価ワークフロー「スマートレビュー」内に実装。目標設定や人事評価プロセスにかかる工数を削減するほか、等級や部署ごとに一定水準の目標作成を可能にし、バラつきが課題となっていた評価基準の統一を後押しするという。
目標設定に関しては、AIが文章の校正機能を提供するほか、あいまいな表現や抽象的な目標に対して具体的な行動指標や成果指標、いわゆるKGI・KPIなどを含むよう提案を行う。また、これまでの評価データや社内の職務要件などの情報を参照し、SMART原則やFAST原則に基づいて自己成長を促進できる内容を提案することで、目標内容の質を全社的に底上げする。
人事評価に関しては、会社が設定した評価基準や過去の評価データをAIが分析し、客観的な根拠に基づく評価コメント案を生成。評価者が記入した内容についてもAIが精査し、被評価者の等級などと照らし合わせて整合性を持たせることで、評価の公平性を担保する。
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