学情は、2027年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象に、企業や仕事を選ぶときの価値観や判断基準として重視する「就活の軸」についてインターネットアンケートを実施した。
学生の3人に1人が「ワーク・ライフ・バランス」を選択
企業や仕事を選ぶときの価値観・判断基準として最も重視する「就活の軸」に近いものを選択肢から1つ選んでもらったところ、トップは「ワーク・ライフ・バランスを重視」の32.2%で3人に1人近くを占めた。次いで、「人や社会の役に立つ仕事」(18.1%)、「学んできたことや自分の強みを生かせる」(16.8%)、「自分が成長できる環境」(13.4%)が続いた。「給与などの待遇」は「地元で地域に貢献」と並んで7.4&にとどまった。
「生活のために働くから仕事中心になり過ぎたくない」「ワークライフバランスが整っていれば、自分の能力を最大限活かして成長できると思う」「家庭や趣味を大切にしたい」といった声のほか、「誰かのためになりたい」「大学で学んだことに意味をもたせたい」といったコメントが寄せられた。
実現のために重視するのは、「勤務時間や休日など働きやすさ」と「企業の安定性」
自分の「就活の軸」を実現するために企業選びで重視すること(複数回答可)では、「勤務時間や休日など働きやすさ」(55.0%)、「企業の安定性」(53.0%)が2トップとなった。次いで、「社風や社員の魅力」(38.3%)、「給与の高さ」(28.2%)、「転勤がない企業」(26.2%)が続いた。
「給料よりワークライフバランスを重視」「生活に直結する給与、休日、未来を見据えた安定性」「将来家庭を持っても長く働ける企業がよい」「社会に貢献するにはまず自分の仕事とプライベートのバランスが重要」などの声があった。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2025年11月11~26日
- 調査機関:株式会社学情
- 調査対象:スカウト型就職サイト「Re就活キャンパス」へのサイト来訪者
- 有効回答数:149件
- 調査方法:Web上でのアンケート調査
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