オンプレとクラウドの的確な比較とスマートな判断を提供したい
BFT社が長年手がけてきたのは、オンプレで開発する重厚長大な基幹系システムが主だった。しかし、AWSへの取り組みは早く、3年前から年に2度ほど、社内の全エンジニアに向けたAWSの研修を実施している。その中からエンジニアの興味に応じて、AWS社が提供する研修を受けさせたり、AWS認定(資格)の受験料を会社が負担したりといった支援を続けてきた結果、今では250名強のエンジニアのうち、約50名はAWSを業務に使えるレベルに達しているのだという。
「僕らには独立系企業の強みとして、特定の技術に特化せず、社員間で組織学習を進めながら、社員間で交換可能な状態を作ることができます。AWSが得意な会社は他にもたくさんあると思いますが、オンプレの既存環境とAWSを比較したいというとき、既存環境がわからなければ、話になりません。AWSは新規ビジネスで活用されるケースが多いかと思っていましたが、我々にお声がけいただくのは、オンプレからクラウドへの移行を検討されているケースが多いですね」(小林氏)