発信チャネルは「流行」ではなく「役割」で選ぶ
チャネル選定でありがちな失敗は、「競合他社がやっているから」「いま流行っているから」という理由で選んでしまうことです。重要なのは、ターゲットが「どの心理状態のときに、どのチャネルを訪れるか」を想像することです。
SNSの役割:入口をつくる(認知・興味)
SNSの強みは、圧倒的な「拡散性」と「日常感」です。ここでは、美しく作り込まれた広報資料よりも、社内の「人の気配」や「リアルな空気感」が伝わる投稿が好まれます。社内の一コマ、イベントの裏側、社員のふとした一言。SNSはあくまで「知ってもらう」「興味のきっかけをつくる」ための入口。更新頻度を優先し、完璧を目指さないことが運用の鉄則です。
ブログ・noteの役割:理解を深める(共感・納得)
ブログやnoteは、SNSでは伝えきれない「背景」や「文脈」を深く語るのに向いています。制度が生まれた背景にある想い、社員のキャリアストーリー、仕事のやりがいや葛藤。ここでは「会社としての正解」を語るよりも、「個人の視点」を重ねるほうが読者の信頼につながります。
オウンドメディア・採用サイトの役割:決断を後押しする(比較・意思決定)
応募直前の候補者が訪れるのがここです。事業説明、詳細な制度、評価基準、キャリアパス、FAQ。ここでは網羅性と正確性が求められます。「情報が整理されている」こと自体が、企業としての誠実さ、信頼感として受け取られます。

同じ内容でも、「SNSは入口」「ブログは理解」「オウンドメディアは決断」という役割分担で設計する。これが、採用広報を立体的に機能させるコツです。

