野村総合研究所(以下、NRI)は、経済産業省からの「令和7年度補正 産業構造変化を見据えたスキル可視化・リスキリング基盤整備事業(労働市場データを活用したスキル需給・スキル体系の可視化に関する調査事業)」受託を通じて、AIをはじめとするデータ分析技術を駆使し、業種横断的なスキル定義の作成と、労働市場におけるスキル需給の可視化に向けた取り組みを2026年3月より開始したと発表した。
同事業では、NRIが民間企業支援で培ってきた人的資本経営の知見と、最新のAI技術を掛け合わせ、主に次の取り組みを実施する。
- AIなどの分析技術を活用した業種横断的なスキル体系の整理と定義づけ
- 企業の求人情報や官民の各種プラットフォームなどで収集した情報をもとに、AIなどの分析技術を活用した効果的・効率的な手法で業種横断的なスキル定義を作成する。業種横断的なスキルを具体的に定義することで、1人の労働者が複数の業界で活躍するために必要なスキルを明らかにし、キャリアパスの検討や職業移動・リスキリングを推進する基盤を整備する。また、AIなどの分析技術を活用してスキル定義を自動的に改善・更新する仕組みも構築する。
- スキルベースの労働需給および処遇の関係性の分析
- 統計情報などをスキルと紐付けてスキルごとの需要・供給バランスや、スキルを持つことによる処遇への影響を分析するほか、求人票などの膨大なデータをAIなどの分析技術を用いて分析し、企業が採用活動において特に重視しているスキルを特定する。
- リスキリング講座などの供給実態の定量化
- 民間事業者や教育機関が提供するリスキリング・リカレント教育講座などにより供給されるスキル向上機会について、質や量の数値化を行い、需要の高いスキルとの相関関係を分析する。これらを通じ、多様な主体が提供している教育機会が、どの分野でどの程度充足しているかをマクロ的に把握し、労働政策・教育政策に反映することを後押しする。
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