LINEヤフーコミュニケーションズは、生成AIを業務の前提スキルと位置付け、2026年3月以降に入社する新卒・中途社員を対象に、入社時研修で「生成AI研修」を必修化する。また研修開始に向け、プロンプトのテクニックからではなく、「思考設計」から学ぶ研修プログラムを新設した。
入社直後の育成に生成AI活用を組み込むことで、早期の活用定着を支援し、社員1人ひとりがより本質的な価値創出に注力できる状態を目指すという。
同研修では、目的・前提・制約・評価観点を整理する「思考設計」と「問いの立て方」を最初に学習。その後、業務シーン別の実務演習(プロンプト作成を含む)へ進む。これにより、生成AIを単なる作業効率化の手段にとどめず、実務で価値を生み出すための基礎力が身に付くとする。
なお同社では、生成AI導入を契機に『生成AI活用タスクフォース』という組織を立ち上げ、活用推進に必要な環境整備に取り組んできたという。
研修プログラムの概要は次のとおり。
- ①AIを「相棒」にするマインドセットを習得
- AIの特性を正しく理解し、AIと一緒に「考える力」を育てるための土台を築く。AIは確率に基づく予測で回答するため、最終的な「意味付け」や「価値判断」は人間の役割であることを学ぶ。
- ②アウトプットの質を高めるための「思考の設計」方法を学ぶ
- AIとのやり取りを通じて、自身の思考を構造化し、アウトプットの質を高めていく要点を習得する。AIに全面的に任せるのではなく、目的や背景、制約条件を言語化して伝える「思考設計」の重要性を学ぶ。
- ③業務シーンごとの演習
- 議事録作成、メール作成、アイデア出しなど、日常業務に即した具体的なシーンでAIをどう活用するかを体験する。
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