LayerXは、AIを活用した人事労務サービス「バクラク人事労務」の先行トライアルを開始した。同サービスは、バクラクシリーズ共通の従業員マスターに情報を集約し、正しい適用日管理をすることにより、申請・承認後の労務手続きや給与計算をスムーズに完結させるという。
人事労務や給与、勤怠の分野では近年クラウド化が進んでいるものの、システム間のデータ連携や適用タイミングの管理、転記や目視による確認などが発生。依然として多くの作業が人手に頼っている状況が続いている。同社が実施した「給与計算の月次締めに関する実態調査[1]」では、給与計算システムを導入している企業でも、Excelなどによる2重管理やCSV突合・目視確認といった手作業が残っていることが判明した。
注
[1]: LayerXのプレスリリース「<「給与計算の月次締め」に関する実態調査>システム間の“データ断絶”により、86.6%の企業で「Excel等での二重管理」が常態化している実態」
バクラク人事労務は、このような課題の解消に向け、以下のような機能(リリース予定の機能も含む)を提供する。
住所・扶養・勤務形態・入社・退社などの従業員情報は、適用日・履歴付きで管理。情報変更の予約やバージョン管理にも対応する。また「AIアシスト機能」で、手続き漏れの確認をサポートする。たとえばチャットのように「今月退社で雇用保険の資格喪失日が入っていない人は?」と投げかけるだけで、フィルタや表示カラムの設定が自動で完了。人が手作業で設定する手間を省き、データの確認・分析業務をスムーズにする。

入社手続きにおいては、マイナンバーカード画像をアップロードすると、氏名、生年月日、住所などの情報を自動で読み取り、システムに反映する。収集した情報は必要なものから部分的に承認可能で、期限のある社会保険手続きなど、先に対応すべき業務を滞らせずに進められる。

申請・承認フローでは、住所や扶養の変更申請が届くと、承認や従業員マスターの更新、帳票作成、電子申請が同じ画面で完結する。
なお、先行トライアルと合わせて、リリース記念キャンペーンも実施中。2027年1月契約開始分まで、月額600円/1IDで提供する。
【関連記事】
・クラウド労務管理サービス「弥生労務 Next」の単体提供を開始—弥生
・AIエージェント「WorkOn」に労務管理・勤怠管理・給与計算を追加—On Technologies
・「労務専門AIエージェント」へと進化 リブランディングと新機能を発表—HRbase

