SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

HRzine Academy(エイチアールジン・アカデミー)は、普段の業務の中では身に付けることが難しい「人事のスキル」を、各分野の第一人者やエキスパートが解説・指導してくれる特別な講座です。広く重くなり続ける人事の役割を果たしていくためにも、最高のスキルを本講座でぜひ習得してください。

受講者募集中!

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

直近開催のイベントはこちら!

HRzine Day 2022 Summer

2022年7月28日(木)12:30~16:40

最新資料

採用管理システム<br>主要製品スペック一覧 2022

採用管理システム
主要製品スペック一覧 2022

採用活動の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

その他のスペック一覧

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2021

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2021

タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2021

タレントマネジメントシステム
主要製品スペック一覧 2021

人事データ活用入門 | 第8回

「二要因の分散分析」で職種別・業績別の仕事満足度を比較する


  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena

 第7回に続き、今回も分散分析を取り上げます。今回は、「職種別かつ業績別」のように、「2つの切り口」を同時に扱って差の比較を行う、「対応のない二要因の分散分析」についてご紹介します。

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena

今回の「人事データ活用入門」について(編集部)

 本記事は、人材育成や組織開発などの支援を行う株式会社リクルートマネジメントソリューションズの「連載・コラム」コーナーで、2018年5月21日に公開されたこちらの記事を、同社のご協力によりIT人材ラボへ転載しているものです。

対応のない二要因の分散分析を行う意義

まず、第7回にご紹介した分散分析で用いる用語をおさらいします。

分散分析では、比較を行う際の切り口を「要因」といいます。よって、切り口が1つであれば「一要因の分散分析」、2つであれば「二要因の分散分析」といいます。

また、分散分析には、異なる複数のグループの差を比較する「対応のない分散分析」と、同一の人物・職場などの複数時点の差を比較する「対応のある分散分析」があります。

今回は、「『職種別かつ業績別』の仕事満足度の比較」というケースを例にして、「対応のない二要因の分散分析」についてご紹介します。

では、対応のない二要因の分散分析を行う意義は、どのようなものなのでしょうか。例えば、職種、業績、仕事満足度という3つのデータがある場合を考えてみてください。皆さんは、どのような分析を行うでしょうか?「職種別の仕事満足度の比較」「業績別の仕事満足度の比較」「『職種別かつ業績別』の仕事満足度の比較」と、それぞれの関心に応じた分析を行うと思います。

「職種別かつ業績別」のように、2つの切り口で差の分析を行うと、後の例にあるように、「組み合わせの効果」を確認できます。私は、これこそが対応のない二要因の分散分析を行う一番の意義だと感じています。

なお、分散分析では、「職種別」や「業績別」のように1つの切り口が単独で差の有無に与える影響を「主効果」、「職種別かつ業績別」のように2つの切り口の組み合わせが差の有無に与える影響を「交互作用」といいます。つまり、「交互作用」を確認できることが、二要因の分散分析という手法で分析することの意義であると思います。

続いて、主効果と交互作用について、具体的なイメージの説明をします。

主効果と交互作用

図表1は、仕事満足度の得点が、職種(営業職・企画職)や業績(高業績群・低業績群)によってどのように異なるのかを見たグラフです。図表1-1から図表1-4をそれぞれご覧ください。

まず、図表1-1と1-2を見比べてみてください。直線の傾きと、実線・破線の間隔が異なることが分かります。これらの図の例で直線の傾きがあるということは、職種別に仕事満足度の差があることになります。また、実線と破線が離れているということは、業績別に仕事満足度の差があることになります。よって、職種、業績について、図表1-1はいずれにおいても「主効果がない」、図表1-2はいずれも「主効果がある」といえます。なお、両者とも、実線と破線の傾きは同一なので、業績と職種を組み合わせた効果はないため、「交互作用はない」ということになります。

では、「交互作用がある」とは、どのようなものでしょうか。1つの例は、図表1-3のように、職種によって業績別の差の大きさが異なる、すなわち直線の傾きが異なる場合です。図では、営業職よりも企画職において、より業績による仕事満足度の差が大きくなっています。

もう1つの例は、図表1-4のように、直線が交わっている場合です。図では、営業職では高業績群の仕事満足度が低く、企画職では高業績群の方が仕事満足度が高いというように、職種によって業績と仕事満足度の関係が逆転しています。

この他にもさまざまなバリエーションがありますが、「職種別と業績別」という2つの切り口を同時に用いて差を確認した際に、「組み合わせによる特別な差の傾向」が表れる場合、交互作用があるということになります。

「交互作用」を発見することは、実務上も大きな意味があります。例えば図表1-3のような場合、「高業績群の方が仕事満足度が高い」という傾向が企画職では大きく、営業職では小さいということが確認できれば、それは業績と連動したインセンティブの効果が営業職と企画職で異なることを意味するのかもしれません。このようなことを掘り下げることで、職種別に仕事満足度を高めるためのヒントを得ることができます。

【お知らせ】本連載の著者の新刊が発売されます!

人事のためのデータサイエンス
人事のためのデータサイエンス―ゼロからの統計解析入門

著者:入江崇介
刊行:中央経済社(紹介ページ
発売:2018年6月13日
定価:2000円+税

統計解析を利用したデータ分析で、経験や勘に依存した人事施策から脱却しよう。数式を極力使わずに、満足度と離職意向の関係、研修効果の確認、高業績者の行動特性、活躍人材の予測などを行うための分析をやさしく解説。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー


次のページ
対応のない二要因の分散分析の進め方

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
人事データ活用入門連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

入江 崇介(イリエ シュウスケ)

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所 マネジャー 主任研究員 兼 HR Analytics & Technology Lab マネジャー。2002年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻にて修士課程(学術)修了後、HRR入社。アセスメント、トレーニング、組織開発の商品開発...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
HRzine
https://hrzine.jp/article/detail/1086 2018/06/14 07:15

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

2022年7月28日(木)12:30~16:40

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング