今回は、新卒採用者と中途採用者の特徴、研修前後の職務遂行能力の発揮状況など、「異なるグループ間」あるいは「異なる時点間」で差を比較する際に用いる方法であるt検定についてご紹介します。
今回の「人事データ活用入門」について(編集部)
本記事は、人材育成や組織開発などの支援を行う株式会社リクルートマネジメントソリューションズの「連載・コラム」コーナーで、2017年10月16日に公開されたこちらの記事を、同社のご協力によりIT人材ラボへ転載しているものです。
差の比較を行う
「新卒採用者と中途採用者、どちらが自社に適応しているかを確認したい」という問題意識があったとします。その場合、例えば以下のようなアプローチで分析を行うことができます。
(1)新卒採用者と中途採用者、双方に「あなたは、この会社で自分の能力を発揮できていますか」という項目について、リッカート形式の5件法(5点:あてはまる/4点:ややあてはまる/3点:どちらともいえない/2点:ややあてはまらない/1点:あてはまらない)でアンケートを行う
(2)アンケート結果について、新卒採用者と中途採用者、それぞれの平均を取って差を比較し、アンケート得点が高い方が適応していると考える
上記について、新卒採用者のアンケート結果の平均が3.8点、中途採用者のアンケートの平均が2.2点という結果が得られたとします。この場合、皆さんは「新卒採用者の方が、アンケートの得点が高い」と考えるでしょうか。それとも、「この結果だけでは、アンケートの得点が高いとはいえない」と考えるでしょうか。
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- この記事の著者
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入江 崇介(イリエ シュウスケ)
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 組織行動研究所 マネジャー 主任研究員 兼 HR Analytics & Technology Lab 所長
2002年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻にて修士課程(学術)修了後、株式会社人事測定研究所入社。アセスメント、トレーニング、組織開発の商品開発・研究に...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

