マイクロソフト認定試験 (MCP/MTA) の受験料金が、7月より全世界で一斉に改定される。現在販売中の4回まで同じ試験を再受験できる(合計5回受験できる)バウチャーは、5月31日で販売終了となる。
MCP(マイクロソフト認定プロフェッショナル)は、Windows ServerやSQL Server、Azureといったマイクロソフトの製品やサービスで開発を行ったり、あるいは管理を行ったりするエンジニアのスキルを認定する資格。特にWindows Serverの資格は他社の資格を比較しても高い人気を誇る(参考記事「マイクロソフトの認定資格制度「MCP」の資格体系を整理してみた」)。
MTA(マイクロソフト テクノロジー アソシエイト)は、これからIT分野でキャリアを積み始める人のための入門資格。マイクロソフト製品を前提としているが、IT技術に関する基礎知識の習得も問われる。
現在、MCPに含まれる資格試験の受験料金は1万9000円、MTAに含まれる資格試験の受験料金は1万2000円に設定されているが、これらの価格が7月より改定される。価格改定の対象となるのは、一般向けMCP試験、アカデミック向けMCP 試験、MTA試験。ピアソンVUEやCourseware Marketplaceからバウチャーを購入する場合についても、改定価格が適用される。ただし、ボリュームライセンスを通して購入されるアカデミック向け試験は、今回の受験料金改定の対象に含まれない。
なお、改定により受験料金が上がるのか下がるのかについては、まだ明らかにされておらず、後日案内するという。米ZDNetの4月26日付けの記事「Microsoft tests candidates with baffling talk of certification exam 'price adjustments'」の中で、推測だが改定とは値上げを意味しているのだろうと伝えている。
日本マイクロソフトは、現行価格で受験するには、6月30日までに受験予約と受験を完了してほしいと述べている。