同調査は、2020年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生を含む)を対象に、4月1日~4日の期間に実施され、1250名(文系男子406名、文系女子376名、理系男子325名、理系女子143名)から回答を得ている。
調査結果によれば、1人あたりのエントリー社数の平均は25.6社で、前年同期調査の26.2社から微減した。今後の予定社数の平均は4.5社で、こちらも前年の5.6社をやや下回っている。
企業セミナーへの参加社数の平均は8.8社で、1か月間で5.4社増加しており、今後の参加予定社数は前年の4.9社より1.5社少ない3.4社だった。
企業セミナーで重要だと思うことを尋ねた質問では、「社員と直に話せる場が設けられている」「選考に関する情報が得られる」といった回答が多い。また、企業セミナーの適切な所要時間としては「1時間30分未満」が48.0%を占めている。
4月1日時点での内定率は26.4%で、内定者のうち就職活動を終了した人は22.1%だった。内定業界は「情報処理・ソフトウエア」がもっとも多く、以下「調査・コンサルタント」「建設・住宅・不動産」が続く。
現時点での志望業界は「情報処理・ソフトウエア」が1位で、2位は「水産・食品」、3位は「素材・化学」だった。活動の中心は、「業界トップ企業」(22.3%)、「大手企業」(31.5%)と、大手狙いの学生が合わせて53.8%を占めている。