「IT業界新卒就職人気企業ランキング」は、2020年卒業予定の学生を対象に、2018年11月10日~2019年4月11日の期間に、インターネットおよび「楽天みん就」主催の就職フォーラム会場にてアンケートを実施し、3131名から有効回答を得ている。
総合ランキングで1位となったのは、2010年の調査開始以来10年連続でNTTデータだった。志望理由としては、安定した雇用形態や福利厚生の充実度などを挙げる声が多い。
10位以内の企業を企業分類別にみると、グーグル(昨年3位→4位)、楽天(昨年4位→2位)、ヤフー(昨年8位→6位)、LINE(昨年12位→9位)と、Webサービス企業が10社中4社を占めており、社名やサービス名の知名度が高い企業に人気が集まる傾向が見られる。
コンサル系の企業である、アクセンチュア(昨年6位→8位)、野村総合研究所(昨年9位→11位)、アビームコンサルティング(昨年17位→19位)は順位を落とした。
一方で、システムインテグレーター系(情報通信企業)のSky(昨年15位→12位)は「成長性」「専門スキルが身につきそう」といった理由で支持されたほか、TIS(昨年16位→15位)も順位を上げ、インターネットの社会インフラとしての重要性が高まっていることから、専門スキルややりがいのある仕事内容に魅力を感じる学生が増えているようだと、調査した楽天は述べている。