同調査は、関東・東海・関西エリアに在住している20~50代男女の社員・派遣・業務委託・フリーランスIT・機電領域エンジニア922名、非エンジニア100名を対象に、3月に実施されている。
副業への意向・ステータスについては、エンジニア・非エンジニア職とも大きな差異はなかったが、副業をすでに行っている割合はエンジニアの方が4ポイント低かった。
副業をしている、準備中、興味があると回答した人に、副業をしようと思った(興味を持った)理由を尋ねた質問では、「本業と違う世界の楽しさややりがいを感じたいから」「時間的に余裕があるから」の2項目において、エンジニアと非エンジニアで差が生じている。
非エンジニア職が、副業に本業以外でのやりがいを求める割合は28%だったのに対して、エンジニアは20%だった。また、「時間的に余裕があるから」と回答した非エンジニアは21%だったが、エンジニアは6%と副業に充てる時間がないエンジニアが多いことがわかる。
やりたいと思う副業の上位は、非エンジニア職が「ネットオークションやフリマアプリ」(32.8%)、「ハンドメイド作品」(19.0%)、「代行業」(19.0%)など、本業と異なるジャンルが挙がったのに対して、エンジニアは「ウェブコンテンツやアプリの制作・改善・開発」(21.7%)や「プロジェクトマネージメント」(12.5%)といった、エンジニアとしての専門性や技術力を活かしたものが挙がっている。
副業を始めていない理由としては、非エンジニア職では「会社で副業が認められていない」「副業の始め方が分からない」(ともに30%)が最多だったが、エンジニアでは「副業をする時間が取れない」(38%)がもっとも多く、「知識や勉強が必要だから」(26%)の比率も非エンジニア職よりも高い結果となった。